仮説を立てるのはやめたほうがよい
aki_akiaki 自然科学でも分野によっては「仮説を立てるのはやめたほうがよい」という議論が出ていて、医学生物学系ではそれが主流になりつつあります。理由は、まさにここでおっしゃっていることと同じ。(1/5) >zeong_dictator: 考えてみたら「仮説」って立てた事ないですね。 どうしたって、結論ありきになりがちだし、予断が混じる。ましてそれを根拠付きで立証しようとしたら、根拠を選択的に用いることになる訳だから、結論がゆがんだものになる可能性が大きく、それは私の「知りたい」という根源的な欲求から乖離するしで。
aki_akiaki 現在の科学で仮説が重んじられるようになったのはポパーの批判的合理主義から来ていて、反証可能な仮説を立てて反証するのが科学的な方法だとされるようになった。しかし、その結果、適当な仮説を立てて、それに合うデータを集めることも行われるようになった。(2/5) aki_akiaki 仮説は反証する(≒否定する)ことを前提として立てるはずなのに、仮説を立てるとその仮説を証明したくなってしまう。その結果、仮説に合うデータばかり集める傾向が生じる。それが、再現性の無い研究や捏造の元になっている。ではどうするべきかというと、これは単純で、(3/5) aki_akiaki まずデータを集めて、データに基づいてモデルを立てる。そのモデルが現実に合っているかは、新しいデータを得るたびに検証できる。現実のデータに合わないところがあれば、現実に合うようにモデルを修正するかモデルを組み直す。(4/5) aki_akiaki すごく素直なやり方です。ここに書いたようなことは、例えばこれ(↓)で議論されています。(5/5)