人生を悩む
人生を悩む
nishio 数日の間に2回も「西尾さんでも人生を悩むことあるんですね意外」みたいなことを言われたのだけど、そもそも「悩む」とはどういう意味だろうか?というわけで辞書を引いてみたら「決めかねたり解決の方法が見いだせなかったりして、心を痛める。思いわずらう」と書いてあった。 nishio つまり「選択肢が一つしかなくて選択の余地がない」「解決法が見つからないときにとりあえず適当なものを解決法だということにして行動する」「解決法が一つに定らないのは心の痛みには関係ない」などの状態なら「悩む」が発生しないのではないか nishio 一回目に言われたときには「半年くらい前に言語化された問題意識に関して、現時点で解決策が見つかってない」という話をした。これは「何か解決策の案はあるか?」という問いかけであって、僕視点では「解決につながりうる策『問題意識のシェア』を実行している」だと言える nishio 二回目に言われたときは「最近言語化された問題意識に関してどのような方針で行動すれば良いかわからない」という話をした。これは即答で方針が返ってきたので、解決策につながりうる策を実行して方針を得た、という事例だ。 nishio どちらも、まあ「悩んで」いるのだけど、割とすぐアクションを行なっていて、状況のアップデートが行われている。ふつう「悩んでいる」とは「悩みの中に留まること」を指すように思うので、僕の状態を「悩んでいる」と呼ぶのはミスマッチな気がする。「悩んでた」ならありだと思う。 nishio 寝て起きたらメタファーが生まれた。悩みはエラーメッセージのようなもので、プログラミングをしているほとんどの時間存在している。エラーメッセージを見てプログラムを修正する人にとってはどんどん変わっていくもの。 satoru_takeuchi 言葉遊びかもですが、西尾さんのは「考えている」なのかなと思います。「悩む」にもその意味を含んでるんですけどやっぱり「気に病む」イメージが付いちゃってるので nishio なるほど。「人生を悩んでいる」のではなく「人生を考えている」 過去に関連したことを書いてた