中国軍、日本の最高機密網に侵入
2023-08-07
ちゃんと読んでないけど一応メモ
中国軍、日本の最高機密網に侵入
日本語では要約した記事ですが、元記事方も見るとより詳細な経緯が述べられており、日本政府が対情報で後手に回ったことが示唆されています。1/
Chinese military hackers penetrated Japan’s most sensitive computer networks, the National Security Agency discovered in the fall of 2020, just as the United States was reckoning with the landmark SolarWinds hack — and then China’s intrusion continued through the transition to a new president.
(DeePL)中国の軍事ハッカーが日本の最も機密性の高いコンピューター・ネットワークに侵入していたことが、2020年秋に国家安全保障局(NSA)によって明らかになった。
Kazuto_Takeuchi 米国が2020年秋に最初に警告したにもかかわらず、2021年の時点でも中国の侵入が続いていたと記述されている点は気になりました。2020年秋は、第二次安倍内閣から菅内閣に移行したばかりで、防衛大臣は岸信夫衆議院議員でした。同年10月に岸田内閣に移行しています。2/ Kazuto_Takeuchi この記事の内容が正しければ、最初の警告を受けてから2021年に中国の侵入を再度確認するまでの1年間に、防衛省が対策を講じなかったのか、なぜ侵入の再発を防止できなかったのかが気になります。 法令に定められた特定秘密を適切に保護できなければ、同盟国との情報交換は非常に難しくなります。3/
しかし、このような米国の活動は以前から知られています。信頼できる友人だとしても、その信頼は別のルートで「検証」されていることが国際社会の現実です。4/
Kazuto_Takeuchi 2013年のスノーデン事件で暴露されましたが、米国の情報機関のNSAでは、同盟国をファイブ・アイズ(米加英豪ニュージーランド)とそれ以外に区分します。 後者は情報活動の対象で、ドイツ、フランス、日本、韓国などが入ります。イスラエルだけは別に特別な関係にあるようですが詳細は不明です。5/
スノーデンは米国で情報分析に携わっていましたが、米国の機密を暴露し、米国の追跡を逃れてロシアに移りました。22年にロシア国籍を取得しています。6/6
Kazuto_Takeuchi ちなみに、米英を中心に西側の情報協力の歴史について概観した著作で『インテリジェンスの世界史』は分かりやすくておすすめです。第二次世界大戦以降の情報活動、特にシギントについて詳しく、日本を拠点にした傍受活動についても知ることができます。 Kazuto_Takeuchi 戦前の米国では対情報を軽視し、多数のソ連のエージェントの浸透を許したことがありました。このような事態は現代でも繰り返される恐れがあり、真剣に取り組む必要があります。情報の保護にリソースを割り当て、秘密を取り扱える人物かどうか審査するメカニズムが重要です。