ミュンヒハウゼンのトリレンマ
知識・論理などの確実な根拠が得られることはない
ドイツの哲学者ハンス・アルバート
『批判的理性論考』(1967年)
近代的認識論・基礎付け主義は充足理由律による正当化を前提にしているが、それは独断論の一種にすぎないとして批判的合理主義を展開
Aを正しいとする根拠Bが正しいためには、Bの根拠Cが必要であり、無限に続く(無限背進)
どこかで正しさの根拠を示さない「公理」を使うなら、その正しさの根拠がない(公理設定のアポリア)
もしA→B→C→D→…の連鎖がどこかでAに戻ってくるならば循環論法
ミュンヒハウゼンのトリレンマ - Wikipedia
無限退行と書いていることがあったが、無限後退、無限背進、無限遡行が正しい。
無限後退 - Wikipedia