マッハ講義
大学の講義90分×8~12コマをゼロから設計するのは大変
もっとリーンにやれないか
西尾の講義を聞きたいという人はいる(=見込み顧客がいる)
顧客が何を求めているかがわからない
顧客に「あなたは何が欲しいですか」と聞いても正しい答えは得られない
作って見せるしかない
「マッハ講義」という実験はどうか
「事前にしっかり計画して、それを実行する」ではない
知識の獲得の重要度が高いシチュエーション
なるべく早く顧客のフィードバックを得たい
小さくスタートし、素早くリリース
過去の講義資料をいっぱいある
しかし講義資料をたくさん準備して話すスタイルでは、テレビのように一方的に聞く場になってしまう
講義資料をたくさん用意して話すスタイル
話し手と聞き手の役割が分かれる
テレビのように一方的に聞く場になる
対話をしたい
そこで資料は箇条書き程度しか準備しない
結果として質疑の時間がたくさんになる
僕とのそういう時間に価値を感じる人の集まりにしたい
【本特別講義について】
私は「エンジニアのための自分経営戦略」「エンジニアのための学ぶ技術」「学び方のデザイン」などいくつもの講演をしてきましたが、講義資料をたくさん用意して話すスタイルではどうしても「話し手」と「聞き手」に役割が分かれてしまい、テレビのように一方的に聞く場になってしまいがちです。
そこで今回、あえて資料を箇条書き程度にしか準備せず、参加者との「対話」を重視するスタイルを採用しました。是非とも積極的に講義に参加し、講師との「対話」をお楽しみください。
参考文献
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AppleTVをプロジェクターにつなぎ、iPadの画面ミラーリングで投影
自由に歩き回りまわることができ、資料に手書きで書きこむこともできる
ScrapboxとMetamoji Noteを4本指左右スワイプのアプリ切り替えで切り替えて使う
Scrapboxに話す内容を箇条書きで書いておく
Metamoji Noteのレーザーポインター機能を良く使う
90分の講義と12回の授業は違う
全く異なるスキル
情報を伝える場になりがち
成長に貢献する場にする
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顧客に「何が欲しいですか?」と聞いてみた結果
一つは「AIって結局なんなの?」という疑問に答えるもの。
二つめは「社外で評価されるためにどう行動したのか」というもの。
三つめは「新任教授として東工大MOTにこんな価値を出していきたいのだけど、みなさんどう思います?」というもの。
二つめの社内で評価されなくて苦しかったところから始まる話は聴衆の激烈な共感が得られると思いますし、そこからどう考え行動していったのかというところは多くの人の感心があるところと思います
ファン目線が強い
僕個人の「僕はこんな苦労を乗り越えました」みたいな話はあんまりしたくない
こういう提案があった時に喜んで乗っかって自分語りするタイプの人があまり好きではない
しばらく話をして「知的生産術」はよいのではないかというとりあえずの案になった