プログラミングにおける写経
プログラミングにおける「サンプルコードをコピペするのではなく自分の手で入力する学習法」を「写経」と呼ぶことは少なくとも2005年には行われていた。
記録として残っているものとしては角谷さんのものが最も古い。
この時点で既に複数のプログラマの間で通用する表現として使われていたので発明者は不明である。
kosaki55tea: 今日ひとに指摘されて知ったのですが、wikipediaの「写経」のページにわたしの名前が出てくるそうです。なんだそれ。ロック
写経 - Wikipedia
“プログラミング言語は「黙って写経」──カーネルハッカー・小崎資広(4)”. サイボウズ. 2021年1月31日閲覧。
nishio: ウケる しかしプログラマの学習法として写経に言及した書籍がこの記事よりも前にありそうだけどな。
この記事では西尾が小崎さんをインタビューした記事なのだけど、小崎さんは説明なしに伝わると思って「写経」と表現し、僕もその一言で理解はしつつ、わからない読者がいるだろうから詳細化の質問をしている
kis: この時点でプログラム入力するのを写経て呼ぶのが当たり前になってるので、もっと前に角谷さんあたりが言ってそう。(こういう変な言葉を流行らすのは というイメージw)
kis: https://kakutani.com/20050723.html#p01
この夏は写経が来るね, 地震が来た - 角谷HTML化計画(2005-07-23)
■1 フラゲ&クラゲこの夏は写経が来るね
「ふつうじゃない」青木さんによる『ふつうのLinuxプログラミング』は書泉ブックタワーでフラゲ。那須のケント・ベックによる『dRubyによる分散・Webプログラミング』はクラゲ*1。泣き落しでゲット。
先日、写経支援ツールを紹介したのは他でもなく、こうしたRuby界のカリスマたちによる書籍が次つぎに発売されるからだ。8月にはRubyの書籍も出るらしい*2(誤報とのこと。)。この夏は写経が来るね(みうらじゅん風に)。
kakutani: 2004-2005頃に @t_wada と働いていた頃、サンプルコードをコピペでなく手打ちすることを「写経」と呼んでました。和田さんが以前の現場に通いながら"TDD by Example"のサンプルコードを「祈るような気持ち」で手打ちしていたというエピソードを形容して「写経ですね」と呼んだのが始まりだったような…
kis: ぐぐる限り、ブログでは(そしておそらくネット上で)これが最古な感じなんだけど、babieさんのコメントみるとすでにまわりで言ってた感じですねー。
イメージがあたってたのでえらい。
『カンフーハッスル コレクターズ・エディション』, 『ふつうのLinuxプログラミング Linuxの仕組みから学べるgccプログラミングの王道』 - 角谷HTML化計画(2005-07-15)
『ふつうのLinuxプログラミング Linuxの仕組みから学べるgccプログラミングの王道』
書影が「ふつう」だという、期待の青木さんプロダクトがAmazonで予約できるようになった。私はこの本を写経するために手元のX40にDebianをインストールした。待ち遠しい。
babie (2005-07-22(Fri) 02:18)
ここでも写経学習法。
○ かくたに (2005-07-22(Fri) 02:36)
写経重要、ですよ?
kis: t_wadaがTDD by Exampleのコードを手打ちして「言葉ではなく心で理解できた」エピソードはこれかー。
https://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/others/OORing/interview43.html
https://gyazo.com/99518821f7ed6ec3548f75799f12d9a7
kakutani: それですね
これは2009年