トラストレス
山岸俊男『ネット評判社会』
マグリブ商人
エージェント問題を解決するためにマグリブ商人たちは、自分たちの仲間しかエージェントとして雇わない、そして自分を裏切ったエージェントの評判を仲間うちで広め、仲間を裏切ったという評判がまわってきた人間はエージェントとして雇わないという方法を用いていたのである。 彼ら(ジェノヴァ商人)がとったのは、法律や裁判所などの制度を整備するというやり方である。マグリブ商人たちがジェノヴァ商人たちのような生き方をとらなかったのは、裁判所や司法制度を整備するためには費用がかかるからである。
マグリブ商人は取引を仲間内に限定することで機会費用を払っていた インターネット
プラットフォーム 力の集中
脱集権化
信用できる第三者の存在を不要とする仕組み
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