タラントンのたとえ
あらすじ
主人が旅行に出かける時に、しもべたちに5タラントン、2タラントン、1タラントンをそれぞれ預けた
しばらくして帰ってきた
5タラントン預けられたしもべはそれを10タラントンに増やしていた。主人は喜び、ほめた
2タラントン預けられたしもべはそれを4タラントンに増やしていた。主人は同じように喜び、同じ言葉でほめた
1タラントン預けられたしもべは失うことを恐れて土に埋めておき、それをそのまま返した。主人は激怒し、追い出した。
解説
人生は公平ではなく「預けられる金額」という「機会」には差がある 1タラントンのしもべはその機会を活用しようとしなかったことがよくなかった 与えられた機会を活用する人だから、さらなる機会が与えられる
この直後に有名な言葉がくる
世の中では「金持ちがもっと金を手に入れる」というような解釈をされていることが多い。
なぜなら機会を活用しないことは機会をただ捨てることであり、機会を与える側は活用してくれる人に機会を与えたいと考えているから
2タラントン預けられたしもべが、それを1タラントンに減らしていた場合、主人は怒っただろうか?
聖書の中では明確に語られていない
だけども、もし主人が失われることを恐れているなら、しもべに預けるのではなく土に埋めておいたはずだ
そうではなく、あえてしもべに預けたということは、失われる可能性も折り込み済のはず
チャレンジする機会を与えるために預けたのに、1タラントンのしもべが「埋めて置く」を選んだから怒ったのだ