ケレンミ
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1. ルーツ
江戸時代の歌舞伎で、役者が観客を驚かせるために仕掛ける奇抜な演出を「外連(けれん)」と呼びました。 2. 現代の意味
本来の中身より 「目立つ仕掛けやハッタリで魅せる姿勢」 を指します。
英語なら flashiness, gimmickry, show-boating が近いイメージ。
3. ニュアンスの幅
1. ポジティブ:「サービス精神があって痛快」「粋でカッコいい派手さ」
2. ネガティブ:「中身が薄いのに派手さでごまかす」「虚飾気味」
→ 文脈次第で褒め言葉にも皮肉にもなります。
4. 実際の使い方
映画に対して: 「映像はケレンミたっぷりで飽きさせない」
評論で: 「ケレンミばかりでストーリーが浅い」
ライブ演出や SNS サムネでも同様に語られます。
5. 類似語との違い
ケレンミ: 派手・見せ物感が焦点で、必ずしも虚勢とは限りません。
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まとめ
ケレンミとは、観客や読者を強く惹きつけるための派手な仕掛けや演出のこと。歌舞伎発祥の言葉ですが、映画・広告・ゲームなど現代のエンタメ全般で使われ、褒め言葉にも批判にもなる――そんな微妙なニュアンスが魅力です。