オウム真理教
オウム真理教によるエリート大学生の勧誘
2. ターゲットとなった大学や学部
難関大学の理系・医系学生が中心: オウム真理教はとりわけ一流大学の理工系・医学生を主要なターゲットにしていました。教団幹部には東京大学、京都大学、大阪大学など難関大学の出身者がずらりと名を連ねています。
... 例えば東京大学出身の豊田亨や早大出身の広瀬健一はオウム真理教の科学技術省次官としてサリンなど毒ガス製造計画の中心人物となり、筑波大学大学院中退の土谷正実は第二厚生省(化学兵器開発部門)の大臣となって猛毒サリンやVXガスの合成を指揮しました。遠藤誠一は第一厚生省(生物兵器担当)大臣として炭疽菌培養など生物兵器化を試みています。また、大阪大学大学院出身の村井秀夫は教団ナンバー2・科学技術省長官として、ロシアからのヘリコプター購入やレーザー兵器の研究など武装化計画全般を統括しました。