エンジニアの知的生産術第5刷の増刷が決定!
2024-04-03
gihyo_hansoku 【WEB+DB PRESS plus】西尾泰和さん 執筆の『エンジニアの知的生産術──効率的に学び,整理し,アウトプットする』が好評につき第5刷の増刷が決定!プログラミングと執筆を具体例として,知的生産の方法を解説します。筆者の具体的な手法や,今までの試行錯誤も紹介。 https://gyazo.com/2a47eba9e70f3e1e7e5398b35f342e3a https://gihyo.jp/book/2018/978-4-7741-9876-7
LLMにコメントさせてみた
nishio.iconこれは2018年発売の私の本「エンジニアの知的生産術」の序文と目次です。LLM技術が発展して文章の理解や生成が機械によって強力に加速している2024年現代の視点で見返してコメントしてください。
https://gyazo.com/7329674252794b8b73a8b31034c89bfe
nishio LLM(大規模言語モデル)の発展により、情報収集や知識の習得が加速している一方で、得られた情報を咀嚼し、自分なりのモデルを構築することの重要性は変わりません。本書が提唱する「学びのサイクル」は、現代でも有効なフレームワークだと考えられます。 nishio 「やる気を出す」ことに関する章は、AIの発展によって自動化が進む中でも、人間の創造性や意欲が重要であり続けることを示唆しています。 nishio 「記憶を鍛える」技術は、AIが情報を記憶・検索する能力が飛躍的に向上した現在でも、人間にとって重要なスキルです。単なる情報の記憶ではなく、知識を構造化し、応用する能力が求められています。 nishio 「効率的に読む」スキルは、情報の氾濫がさらに加速した現在、より一層重要になっています。本質を素早くつかみ、必要な情報を取捨選択する能力が求められます。 nishio 「考えをまとめる」ことは、ChatGPTなどの言語モデルが発展した現在でも、人間の固有の能力として重要です。機械によって生成された情報を批判的に吟味し、自分なりの考えを形成することが求められています。 nishio 「アイデアを思いつく」プロセスは、AIが発展した現在でも、人間の創造性が発揮される領域です。機械による発想支援はできても、最終的に価値あるアイデアを生み出すのは人間の仕事だと言えます。 nishio 「何を学ぶかを決める」ことは、AIの発展によってさらに重要になっています。与えられた課題を効率的にこなすだけでなく、自ら学ぶべき対象を見極める能力が求められています。 nishio (人間)LLMを使うことによってこのような文章がローコストに生み出せる時代が到来した。この技術を活用して、どのようにして知的生産して価値を生み出していくか、が今後の知的生産性に大きな影響を与える。「知的生産」を俯瞰した洞察が重要な時代になったと言えるだろう。 コメント
「記憶を鍛える」技術は、AIが情報を記憶・検索する能力が飛躍的に向上した現在でも、人間にとって重要なスキルです。単なる情報の記憶ではなく、知識を構造化し、応用する能力が求められています。
nishio そうだね、単なる情報の記憶は、Google検索が登場して、それからEvernoteやScrapboxのような「個人用ナレッジマネジメントツール」が普及したことによって機械に委ねられるようになった。人間はそれらのツールを効率よく使うための知識の構造化と応用のスキルが重要になった。 「効率的に読む」スキルは、情報の氾濫がさらに加速した現在、より一層重要になっています。本質を素早くつかみ、必要な情報を取捨選択する能力が求められます。
nishio 最近は論文をClaude 3 Opusに読ませたり、GPT4と話しながらペア読者をしたりしている。効率的に読むために「読むという行為」や「読むことの目的」を考え直すこの章は、ツールの変化に伴う「読み方」の変化を考える土台になるだろう。 「考えをまとめる」ことは、ChatGPTなどの言語モデルが発展した現在でも、人間の固有の能力として重要です。機械によって生成された情報を批判的に吟味し、自分なりの考えを形成することが求められています。
nishio まったくその通りで、LLMによってアイデアのブレインストーミングなどで素材がたくさん生成できるようになった。人間には情報洪水に溺れないための指針が必要になる。LLMも要約はできるが、良い要約を作るための指針を与えることで価値を生み出せる確率が大きく変わる 「アイデアを思いつく」プロセスは、AIが発展した現在でも、人間の創造性が発揮される領域です。機械による発想支援はできても、最終的に価値あるアイデアを生み出すのは人間の仕事だと言えます。
nishio 「最終的に価値のあるアイデアを生み出す」という言葉の「価値のあるアイデア」とは何かの考察が重要だ。実行されないアイデアに価値はなく、実現不可能なアイデアにも価値はない。アイデアの種の中から将来価値につながるものを育て上げるプロセスの重要度が高まるのだ。 「何を学ぶかを決める」ことは、AIの発展によってさらに重要になっています。与えられた課題を効率的にこなすだけでなく、自ら学ぶべき対象を見極める能力が求められています。
nishio 世界に大きな変化が起こるとき、かつて「これを学ぶと良い」とされていたものが今後も有用であるかがわからなくなる。誰も未来はわからないので、他人に委ねることができない、自分で選ぶしかない。