アンカンファレンス形式
あらかじめタイムテーブルを決めないで、空白の状態のタイムテーブルを作っておく。当日の朝、集まった時点で、参加者の発案によりそのタイムテーブルを埋め、その後、そのタイムテーブルに従って議論する。...自分たちがどのようなことを議論したいかがそのタイムテーブルに反映されやすい...議論に参加しやすいし、モチベーションの高い議論ができます
ざっくりいうと2通りの方法がある
A: 話したい人がポストイットに話したいことを書いて好きな時間枠に貼る
B: 話したい人がポストイットに話したいことを書いて貼る。集まった後で運営が似たものを集めてセッションを構成する
Aの方が運営の負担は少ない。
早い者勝ちで時間枠を取り合う形と言える。
書いて貼った人がそのセッションの運営をすることが暗黙に期待されている。(話すと言って枠を取った人が不在だと困る)
Bに関して
枠に比べて話す人が多い場合に、案を集めてからグループ化をすることで、関心の高いテーマは狭く深く、低いテーマは広くなる
枠の場所を運営が決めるため、参加者はどの時間枠も参加できることが必要になる(抜け出して温泉に行ったりしない)
アンカンファレンスの進め方は,ある意味とてもシンプルである。セッションを提案したい人は,タイムテーブルの空いているところに自分が話したいセッションテーマを記入する。参加者は,タイムテーブルを見て,複数の部屋で開催されているセッションからどのセッションに参加したいかを決め,その部屋に行って議論する。セッションテーマを提案した人が座長となり,議論を進める。これだけだ。
形式が中身を保証するわけではない。運営は非常にシンプルだが,参加者のマインドを盛り上げ充実した議論をするには非常に細かなところにまで気を配らないといけない。タイムテーブルも参加人数と部屋数とのバランスで適切に組み立てなければならない。充実した議論を促すファシリテーターの役割も重要である。シンプルなため簡単にまねできそうと思われがちだが,それほど簡単ではない。
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