アイデアを塩漬けにしない~世界中の人に手伝ってもらう方法~
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「アイデアをいつ実現するか」は、社会人にとって難しい課題だ。「いつかやる」ことがどんどん増えてしまう。
だが、「やる気がでない」。そこで「代わりの人を探そう」とした。クラウドソーシングサービス「oDesk」を使い、やって欲しい仕事を投稿したところ、世界中から応募が来た。その中で、ウクライナのプログラマに、iPad/iPhoneアプリのUI周りを依頼することにした。CG描画で呼ばれる関数を用意してもらい、「僕はその中味だけ実装した」という。 西尾氏自身もプログラマだが「詳しい人に依頼すると、自分より短い時間で自分よりいいものができる。知識は貴重なリソース」。そして、「違う視点からの体験が得られる。どんな応募がダメなのか。プログラマとは逆の立場で考えられる」。そして「グローバル化の恐怖を感じる。インドやインドネシアでは大学卒初任給が年間2~3万円だが、自分は何が違うのか?」。 こうして、西尾氏は自分自身の経験から「塩漬けにしない1つの方法は、世界中の人に手伝ってもらうこと。予想以上のメリットがある。時間・やる気・知識は貴重なリソース」と締めくくった。