アイデアを塩漬けにしない~世界中の人に手伝ってもらう方法~
2012年のニコニコ超会議での講演
記事
なぜそこまでやった、開発者コミュニティの異種格闘技「超エンジニアミーティング」エンジニア100連発、日本Rubyの会、java-ja:超エンジニアミーティング」レポート Day1(2/2 ページ) - @IT
「アイデアをいつ実現するか」は、社会人にとって難しい課題だ。「いつかやる」ことがどんどん増えてしまう。
だが、「やる気がでない」。そこで「代わりの人を探そう」とした。クラウドソーシングサービス「oDesk」を使い、やって欲しい仕事を投稿したところ、世界中から応募が来た。その中で、ウクライナのプログラマに、iPad/iPhoneアプリのUI周りを依頼することにした。CG描画で呼ばれる関数を用意してもらい、「僕はその中味だけ実装した」という。
この自身の経験から、西尾氏は得るものは多かったという。「何が自分でないとできないことか。どう説明したら他人に“自分がやりたいこと”を伝えられるか。どういう部品を作ってもらったら応用が利くのか。いくらまでなら払えるのか」。
西尾氏自身もプログラマだが「詳しい人に依頼すると、自分より短い時間で自分よりいいものができる。知識は貴重なリソース」。そして、「違う視点からの体験が得られる。どんな応募がダメなのか。プログラマとは逆の立場で考えられる」。そして「グローバル化の恐怖を感じる。インドやインドネシアでは大学卒初任給が年間2~3万円だが、自分は何が違うのか?」。
こうして、西尾氏は自分自身の経験から「塩漬けにしない1つの方法は、世界中の人に手伝ってもらうこと。予想以上のメリットがある。時間・やる気・知識は貴重なリソース」と締めくくった。
「Devin使ってみてどうだった? ~活用事例と導入時のポイント~」での寺本さんの「仕事と自分プロジェクトが並走すると自分プロジェクトが放置されがち、それをAIエージェントにやらせる」という話を彷彿とさせるな