ほんとうに世界を良くするのは地道な仕事だけ
tokyonitro 『僕らの世界が交わるまで』はすべての自己愛にまみれた創作者を平手打ちするような映画です。高校生のジギー(フィン・ウルフハード)は自作の歌をネットに上げて投げ銭を稼げるようになり鼻高々。そんなときに恋した同級生の女の子は、いわゆる『政治的な』子で、まったく話についていけません→... tokyonitro →ジギーはなんとか彼女の気を引くために、彼女の自作の詩…植民地主義と気候問題の犠牲になっているマーシャル諸島のための詩…にうたをつけて披露し、それをネットに上げて過去最高の投げ銭を手にします。それを嬉々として報告するジギーに対して、彼女が言った言葉は称賛ではなく、怒りでした。 https://pbs.twimg.com/media/GEslMOTaIAALEo1?format=jpg&name=medium#.png
tokyonitro →「お金になるから何?あなたは政治に興味があるふりがしたいからって"搾取"に加担したのよ」「ほんとうに世界をよくするのは歌なんかじゃなく地道な仕事だけだよ」そう言われたジギーは失意の中、喧嘩したばかりの母が働く福祉施設に向かいますが…。というおはなし。 https://pbs.twimg.com/media/GEsnAI4aQAAPS7r?format=jpg&name=900x900#.png
tokyonitro 「ほんとうに世界を良くするのは地道な仕事だけ」というセリフに監督のジェシー・アイゼンバーグの誠実さを感じたし、一方で喧嘩ばかりの親子を結ぶなにかをジギーのうたに見出すラストには救いもある。おれたちは世界にも身近な誰かにも関心を向けないといけないんだよな!!と痛感する映画でした。了 https://pbs.twimg.com/media/GEsn6cWbsAAcrT8?format=jpg&name=medium#.png