なんちゃってX
あるXのことをきちんと理解していない人AがXに関して適切でない教育をすることによって、その教育を受けた人Bが(Aに対してではなく)Xに対してネガティブな感情を持つ、という人間のバグ ---
たとえば「PDCA」(なんでもいい)に対する批判として、そもそもPDCAができていない「なんちゃってPDCA」に対する批判がPDCAという言葉を用いて行われるものと、「PDCA」を達成したことよって起きる副作用について行われるものがあって、この二つはぜんぜん違う。 nishio.icon
明らかに「PDCA」(に限らず任意の値を代入できる)を理解してない人が「なんちゃってPDCA」を社内教育などの権威を背にして押しつけてきて、押しつけられた人がヘイトを溜めて、「PDCA」の批判をするのだが、その人も教わった「なんちゃってPDCA」を「PDCA」だと思い込んでて、まったく不毛な論争になる構図…
「教える役割」を演じてる人が、その教える内容をあまりよく理解してないパターン
よくあるのだが、なぜか批判の矛先が人ではなく内容に向かうことがある
一般的には「教師が誤ったことを教えている」と気づくためには、自分が正しく理解してる必要があるからハードル高い
だけど、実践的な技術に関してはそうでもない。
「自分で作ったプログラムがないプログラミング講師」とか「自分がデザインしたものがないデザイン思考講師」とかは信用できないでしょう。
実践的な技術知識は、それを実践して、有益な結果が得られたかどうかで、理解が正しいかどうかが検証できる。理解の検証 実践しない講師は、自分の理解が正しいか検証できてないので、間違った理解のまま教えてしまう。
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