つながらなくても続ける
2022-01-16
https://gyazo.com/58a426980b87f3605550b8d64d7f701a
3: この後の行動に二パターンある
3A: つながる単語を探す
3B: そこをつなげることは後回しにして他の部分の書き出しを進める
個人的には3Bの方が良いと思う
考えていることをスムーズに一次元の言葉で書き出せると思ってスタートした(1)
しかし、実際にはスムーズに書き出せなかった(2)
この観測事実で「自分は言いたいことの構造をあまり明瞭に把握していなかった」と明らかになった
それなのに、無視して当初の予定通りつながったシンボル列として書き出そうとすること(3A)は筋の悪い選択だと思う。 「つながっていなければならない」という制約を手放し、言おうとしたことの全体をまずは書き出す(3B)方が良いと思う。 文脈
細かい断片を二次元配置することをしない人と文章作成のプロセスを話した。
しかし西尾はその二つに明確な境界がないように感じた。
なぜ境界がないのかを考えた結果、自分は3Bのやり方を選択していることが多いと気づいた。
単独で成立する文章を書き出せるつもりでスタートしていても、スムーズに出てこないという事実が観測された時点で「一列につながったシンボルを出す」という制約を手放し、断片を書き出すモードにフォールバックする なので「文章を書くか、断片を書くか」に境界はない。
example 1
t1
科学的には「影響を与える物質」で、
それを過去に
自由に
雑に使うことで
害
繊細に使うと有益な
t2
科学的には「影響を与える物質」で、
それを過去に
自由に
雑に使うことで
有害
繊細に使うと有益な
t3
科学的には「影響を与える物質」で、
雑に使うと有害
繊細に使うと有益な影響を与える
それを過去に
t4
科学的には「影響を与える物質」で、雑に使うと有害、繊細に使うと有益な影響を与える、ということなのだろうな。
過去に雑に使われて害が発生したから有害なものだと思われているが、それは長い歴史の中では一時の思い込みなのだろう。
コメント
この例ではテキストエディタだけで整理が完結している
「有益」という言葉が出てから、その影響で先に出ていた「害」が「有害」と「害」に分化している
example2
t1
本の内容を単に覚えて
だけでは「過去」の情報を
複製しているだけ
何かをやる前に、それをやることで何が起きるかを予想できるようになる
本に書かれた「過去」の情報を
どれほど正しく
再現できるか
ではなく
予想した「未来」の情報が
どれほど正しい
未来予知能力
t2
https://gyazo.com/cd8d64c4d82e143537bc0c992717ced8
t3
https://gyazo.com/3b7825cab86740e984dd5de2127ead81
t4
https://gyazo.com/c8c93dbf078bec016846b62d46f3e4ed
t5
+言語化,理解
https://gyazo.com/5a2ee9b1096f8e73cc273c36b5cff437
t6
本の内容を覚えてそのまま再現することができたとしても、それは過去に言語化された情報を複製しているだけである。
本の内容を理解するとは、何かをやる前に、それをやることで何が
未来に何が起こるかを予想できるようになることである。
理解の度合いは、過去の情報をどれほど正しく再現できるかではなく、未来の情報をどれほど正しく予想できるか、で測られる。
t7
本の内容を覚えてそのまま再現することができたとしても、それは過去に言語化された情報を複製しているだけである。
本の内容を理解するとは、未来に何が起こるかを予想できるようになることである。
理解の度合いは、過去の情報をどれほど正しく再現できるかではなく、未来の情報をどれほど正しく予想できるか、で測られる。
コメント:
この例ではテキストエディタで書き始めたものをKozanebaに入れて刻み、二次元配置している
「何かをやる前に〜」のブロックは、一旦書きかけてから「この枝は二つの要素の対比構造を表現する上ではアンバランスに大きい」と考えて切り捨てている
書くなら、段落をあらためて、より情報を補って書くだろう。
example3
t1
頭から文章を書いていく
つまる
次の言葉が出てこない時
次の言葉が出てきたけど今までに書いたものと繋がってないとき
筆を止めて悩む人がいる
つながることより続けることを優先
つながりは後から作れば良い
書き出しを続けて先のものが明らかになると
それの関連によって「つながり」が明らかになることがある
t2
https://gyazo.com/58a426980b87f3605550b8d64d7f701a
「次の言葉が出てきたけど今までに書いたものと繋がってないとき」をより良く表現しようとして絵が生まれた
t3
この絵を言葉で補足
1: 自分の考えていることを文章(一次元の言葉, 一列につながったシンボルの列)で表現できると考えている
2: いざ書き始めてみて、うまくつながらないことに気づく
3: この後の行動に二パターンある
3A: つながる単語を探す
3B: そこをつなげることは後回しにして他の部分の書き出しを進める
考えていることをスムーズに一次元の言葉で書き出せると思ってスタートして(1)、実際にはスムーズに書き出せなかった(2)、という観測事実で「自分は言いたいことの構造をあまり明瞭に把握していなかった」と明らかになったわけなので、それを無視して当初の予定通り一次元の言語として書き出そうとする3Aは筋の悪い選択だと思う。
t4
文脈を補う
細かい断片を二次元配置することをしない人と文章作成のプロセスを話した。
その人は「モヤモヤ→文章」と「モヤモヤ→断片」を区別して考えていた。
しかし西尾はその二つに明確な境界がないように感じた。
なぜ境界がないのかを考えた結果、単独で成立する文章を書き出せるつもりでスタートしても、スムーズに出てこないという事実が観測された時点で「一列につながったシンボルを出す」という制約を手放し、断片を書き出すモードにフォールバックするからだ。
t5
なぜ境界がないのかを考えた結果、単独で成立する文章を書き出せるつもりでスタートしても、スムーズに出てこないという事実が観測された時点で「一列につながったシンボルを出す」という制約を手放し、断片を書き出すモードにフォールバックするからだ。
なぜ境界がないのかを考えた結果、自分は3Bのやり方を選択していることが多いと気づいた。
単独で成立する文章を書き出せるつもりでスタートしても、スムーズに出てこないという事実が観測された時点で「一列につながったシンボルを出す」という制約を手放し、断片を書き出すモードにフォールバックする、なので「文章を書くか、断片を書くか」に境界はない。
t6
見返して、当初の断片
つながりは後から作れば良い
書き出しを続けて先のものが明らかになると
それの関連によって「つながり」が明らかになることがある
に相当する部分がないと気づく
考えていることをスムーズに一次元の言葉で書き出せると思ってスタートしたが(1)、実際にはスムーズに書き出せなかった(2)
この観測事実で「自分は言いたいことの構造をあまり明瞭に把握していなかった」と明らかになったわけなので、それを無視して当初の予定通り一次元の言語つながったシンボル列として書き出そうとする3Aは筋の悪い選択だと思う。
「つながっていなければならない」という制約を手放し、言おうとしたことの全体をまずは書き出した方が良いと思う。書き出しを続けて先のシンボルが明らかになると、それとの関連によって「つながり」が事後的に明らかになることがある
コメント
この例では、当初は一次元の文章で表現できると考えて書き出したが、詰まり、断片で表現した後で、絵で表現するという選択をした
その絵を解説するためにある程度まとまった文章がアウトプットされた
その文章と当初書き出した断片を見比べて、取りこぼしを発見した