たぶんインプットが足りていない
rootport ここ数日TLでよく見かける「同じアイディアを100万人は思いついている。そのうち手を動かそうと思うのが1万人、実際に手を動かすのが1000人、完成させるのが10人、面白く書けるのは1人」みたいなやつ。完全同意なのだけど、創作活動をしていない一般の方々には理解されづらい気がしていて。 rootport たとえば月に1本必ず映画を見る人は、世間的には「映画好き」と呼べると思う。でも、それでは年間で12本しか見られない。一方、創作活動をしている人なら年間に100本以上の映画を見ている人もざら。インプット量が桁違いだし、「似たようなシーン、前にも見たことあるぞ?」という経験を頻繁にする。 rootport 映画を年間100本見る人なら「アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」というジェームズ・W・ヤングの主張を正しいと感じるはず。シェイクスピア作品は『テンペスト』を除き、すべて既存の物語や史実の翻案だった。その『テンペスト』ですら現実の海難事故から着想を得ていた rootport でも、インプット量が桁違いに少ない人からすれば、このヤングの格言も「パクリを正当化するための言い訳」にしか聞こえないんだろうな……と想像してしまう。 rootport もしもあなたがクリエイターワナビもしくは駆け出しのクリエイターで、なおかつヤングの格言をおかしいと感じるのなら、たぶんインプットが足りていない。 Vtuberfamfamfam 面白い作品を作るのに、一個の作品から盗ると100%のパクリになるが、100個の作品から1%ずつ盗むとほぼオリジナルになるし、10000の作品から0.01%ずつ盗るともう元の作品はどれか分からなくなる。全部オリジナルに見えるワンピースでさえ、そうやって作られてる。 「アイデアが浮かぶ→それを書く」という過程の認識が間違いで
「10~20個アイデアが浮かぶ」→その1つをプロットにしてみる
「10個のプロットから執筆する1つを絞る」
が普通だったりする
インプットが足りてないだけではなく「あ、関連するものがあったな」と思ってからそれを取り出すまでの時間のコストに無自覚な人が多すぎると思う
コンピュータによる検索がなかった時代から情報カードなどの形でなんとかして効率よく情報の取り出しをしようと工夫が行われてきたわけで