「亜人」の原作者が降板し作画担当が続きを作っている
「亜人」の原作者が降板し作画担当が続きを作っている
DividedSelf_94 亜人、原作者が突然降板して、中盤から作画の人がすべてストーリーを考える羽目になったという変わった漫画なんだけど、そのせいで途中からどんどん作風が変わって、おそらく作画の人の趣味であるハリウッド風味の味付けになってどんどんおもしろくなっていく。 DividedSelf_94 主人公の性格も180度とは言わないけれど120度くらい最初と最後で違うんだよね。というか大体のキャラが明らかに途中から性格変わってる。 んだけどそれが偶然にも王道な構成に仕上がってて塞翁が馬というか災い転じて福となってるというか。「事故」によって唯一無二の味がある漫画になってる。
DividedSelf_94 原作者の方の「亜人」は主人公含めて登場人物すべてがクズというとても嫌な漫画なんだけど、作画の人は真逆で全員にいいところを見つけようとするひとで、結果として、読み始めはすごくアクが強い漫画だったのに次第に王道スタイルの盛り上がりに繋がっていくという奇跡的な作品になってる。 DividedSelf_94 原作者が悪いと言いたんじゃなくて、打ち切られた原作の土台があったからこそ終盤の確変的な面白さに繋がってるので全てヨシ!ってことです。 桜井 画門
という事が気になる人っていうのは案外多いんだなあと
感じる出来事が先月ありました。
バクマン。の影響とかもあるんですかね。
↓つづく
https://pbs.twimg.com/media/DKui13JUQAEKLUs?format=jpg&name=900x900#.png
亜人でいうと0~5話まで原作者さんがいたわけですが
この段階での私の役割はほぼ作画のみです
原作者のラフなネームをカッチリしたネームにして作画していくわけです
編集者さんや原作者さんに「ここどうにかならない?」みたいな事を言われない限り特にただ絵を描く人です。↓
ネームを貰ってそれを描くだけだから、お互い会わなくても別にいいですよねーって感じでしたね。
実際お会いしたのは亜人を降りられてから、全然関係ない場所で偶然会ってご挨拶した一回だけ。↓
もっと言うと、三浦さんが降りる決断に至った理由は私もよく知りません。
私はいい加減な人間なので特に聞いたりしてないんですよね。↓
お会いした時に「こんな事になってしまって申し訳ない」とおっしゃってたました
すごく誠実そうな方でしたよ)
で私が0~5話の内容にノータッチかと言うとそうでもなくて
例えばIBM同士の戦いのルールを作ったのは私です
三浦さんのネームの段階だと明確なルールがなかったので
IBMの特性だのなんだのは提案させて貰った↓
これは本当に白紙の状態。
当初決まってたのは「最初逃走系で、どんどん戦いになってく」みたいな事のみだったので。↓
ggggggggggero 三浦さんは「後先考えずにとにかくどんどんいろんな事を起こす」という話作りに長けてる人だと思いました。凄いことに連載中にコロコロ設定が変わったりもする。だからエキサイティングな話になる。そこが三浦さんの話作りの最大の魅力なんですよね。↓ 私にはそう言う話作りの仕方はできません。↓
これからの全ての流れを大まかに考える必要があったわけです。
それまでの伏線の答えや、亜人やIBMは何なのかとか細かい設定とか、キャラクターはどんな人間でどんな過去があるのかとかもその時に考えたわけですね。↓
三浦さん自体「自分は書いてないんだから載せなくてかまいませんよー」って潔い人らしいです)↓
作品によっても全然違うと思いますが
あと、亜人のこういった原作者が変わるだのの流れは漫画業界において特に珍しいことではないと思いますね。↓
だから誰が描いてるかとか気にせずに漫画を楽しむのが得策だと思いますよ。