aPaaS
アプリケーションプラットフォーム as a サービス
クラウドの提供形態には、①ハードウエアをクラウド基盤で代替してアプリケーションをスクラッチで開発する「従来型」、②データベースやストレージ(外部記憶)をはじめとした基盤ソフトウエアのクラウドサービスを導入する「PaaS」、③クラウドサービスとして提供されているアプリケーションを利用する「SaaS」――などがあるが、それぞれに一長一短がある
この数年で、それぞれの提供形態の欠点を補完するクラウドサービスとして注目され始めたのが「aPaaS(Application Platform as a Service)」である。SaaSがハードウエアから業務アプリケーションまでのすべてのレイヤーをクラウドサービス事業者に委ねるのに対して、aPaaSの場合は業務アプリケーションの部分のみを利用者が開発・運用する形態になる。
GartnerのaPaaS市場における『マジック・クアドラント(MQ)』2016年版で、サイボウズは日本企業として唯一、世界のベスト16に入った。
マジック・クアドラントはGartnerが個別の製品・サービス市場において競合するベンダーの勢力図を表したもので、業務アプリケーション開発基盤のクラウドサービスを指すaPaaS市場では、Salesforce.comとMicrosoftを2016年におけるリーダーと評価している
kintoneと業務系パッケージとの連携...業務系のパッケージが裏側にあって、クラウド経由の情報配信・参照基盤としてkintoneが採用されている
昔は(今もか)EXCELでやっていた社内やチーム内のちょっとした情報管理をkintoneを使えば(慣れれば)ものの数分でシステム化でき、その時点でスマホ経由で社外からセキュリティを保った状態で使えるようになる。システム化はなにもエンジニアだけでなく、こうしたサービスを触ったり、業務を改善するモチベーションを持った人間であればだれでもできます。