Scrapbox引用ライセンス
これはまだアイデア段階のものです
ドラフト
目的
ある種の行動をやって良いと明確化することによって、その行動の心理的コストを下げ、発生しやすくし、それによってScrapboxが思想のネットワークとして機能しやすくする
ライセンス
任意の人Aは、24時間以内に下記の条件を満たすなら、このプロジェクトの任意のページXを他の公開プロジェクトに複製できる
nishio.iconつまり、一旦ページ丸ごとを公開プロジェクトにコピペしてから、その後に編集して条件を満たす形にするのがアリだということ
条件1: 冒頭5行以内にXへのリンクをScrapboxのプロジェクト間リンク記法で設置すること
nishio.iconこのリンクで出所明示として十分である、という意図
条件2: Xから複製された行数に対し20%以上のAによって追加された行があること
nishio.icon「質的量的に主従の関係であること」に相当する条件で、境界を明確にすることと、それを「量的に主従」という言葉から連想される「100%以上」よりもかなり緩めることを意図した
「Xから複製された行数」という言葉の意味が伝わりにくいかも
具体的に言えば「10行のページを複製して、5行削り、1行追加したものはOK」ということ
20%はかなり緩いが、もっと緩くてもいいかも知れない
一般の著作物と比べて、複製元が無償で公開されてるScrapboxで、複製先も無償で公開されてるScrapboxなのだから、出所明示がきちんとしてるから複製100%であっても別に困りはしないだろうと思ってる
条件3: Xから複製された行とAによって追加された行が明確に区別できること
nishio.icon例えば「」で囲う、引用記法を使う、Aによって追加される行数にAのアイコンをつける、など
特にこの「アイコン記法は明確な区別である」ってところを明記しておくのがScrapbox Wayを実現する上で重要
条件4: 通知条項
この条項はまだ漠然としてる
案1: Aは他の条件を満たした後にXの作者にTwitterで複製した旨をメンションすること
nishio.iconこれはメンションって通知として強すぎないか、と懸念
案2: Aは他の条件を満たした後に該当ページのリンクをTwitter公開アカウントに投稿すること
nishio.iconこれが良いと思う、ただTwitterのパブリックアカウントを持ってることが前提でいいのか?という気もする
案3: そもそも通知条項なんていらない
nishio.iconこの気持ちもわかる、だがこのライセンスを発動することは僕に取っては一種の社会的実験なので実験結果が観測しやすくあってほしい
cactaceae: これは積極的に引用して同じテーマで考え、考えを追加・発展させてみて欲しいという意図でしょうか? nishio: 質問ありがとうございます。他人に「何々して欲しい」と意図しているのではありません。既に「何々している人」が存在していて、それらの人はコストを払っている状態だが、そのコスト支払いによって私はメリットを受けていないので「いらない」と明示した方が全体最適だろうということです。加筆します