Science, Technology, and Citizenship
https://www.youtube.com/watch?v=Ku6GjwE1JxM&list=PL3C6eF-zu5AYohNL1ZgOBqlwwJ29x-lTO&index=15
1. シビックテック(Civic Tech)とは
市民 × テクノロジーで社会課題を解決しようとする取り組み
中央や行政が指示を待つのではなく、住民・研究者・企業・行政が連携して課題を共有・開発
事例
ヒグマップ:ヒグマ出没情報を地図上で共有し、研究や行政業務に活用 2. シチズンサイエンス(Citizen Science)とは
研究プロセスに一般市民が参加し、データ収集・分析・発想などに協力する試み
取り組みレベルはさまざま(データ収集のみ〜市民主導の独立型研究まで)
事例
3. シビックテック × シチズンサイエンス の融合事例
家事分担を「公平性アルゴリズム」で再提案するアプリ
家族・パートナー間でカジュアルに家事の再配分を話し合うきっかけに
ライフスタイルからCO₂排出量を推定し、個人向け脱炭素アクションを提案
国立環境研究所が開発したアルゴリズムを活用
睡眠の主観データ(就寝・起床時刻、眠れた実感など)を記録・可視化
スマートデバイスの客観データとの併用も視野に
個人情報を極力取得せず、ユーザー自身がCSV/PDFでデータを管理・活用
4. 今後の展望:デセントライズ社会とオープンサイエンス
オープンサイエンスの6つの原則(オープンアクセス、オープンデータなど)の普及不足
データの不均衡・インターセクショナリティへの対応
北半球・白人男性に偏った研究データでは多様なユーザーのニーズを反映しきれない
女性や子ども、高齢者、障害当事者などのデータを当たり前に取り込む体制が必要
迅速かつみんなが公平に参加でき、楽しさを取り入れることが大切
5. まとめ
シビックテックとシチズンサイエンスは、課題発見→対話→試作→検証というサイクルを市民参加型で回していくアプローチ 一人ひとりが「市民としての権利と責任」を意識し、共に創る・共に考える文化を広げることが持続的な社会の基盤になる