SNSで対等に議論してるつもりの人
AさんがSNSに投稿して、それに対してBさんがリプライをしたとき
AさんとBさんが元から知り合いであるケースを除く
つまりAさん視点で「知らない人Bさんからメンションが来た」と見えているものとする
たまにBさんが「Aさんと対等に議論をしている」と認識している時がある
具体的な事例に関して「なんでこうなったんだろ」と思ったのでGPTに解説させてみた
GPT5.icon
このケースではBの「対等に議論している」という自己認識には、いくつかの認知の歪みや前提の飛躍が見られます。
特にSNS環境では、それが相手の同意や参戦意思を確認せずに進行してしまうため、本人は「対等」だと思っていても実際には非対称です。
Bの認知の問題点
1. 「議論の開始同意」を省略
対等な議論は、双方が議論を行う意思を持つことが前提。
今回Bは、Aが議論モードでない状況で勝手に「討論の場」と見なし参戦している。
Aにとっては「突然の論争要求」であり、土俵に上がった覚えがない。
これはスポーツでいうと、相手がウォーミングアップしている横から試合を始めるような行為。
2. 「議論の舞台条件」を自分だけで設定
Bは自分の基準(実務・制度視点)を前提に話を進め、「Aもその舞台に乗っている」と誤認。
実際にはAは数学的定義のレイヤーで話しており、舞台条件が一致していない。
これは「違うボードゲームを同じテーブルでやっている」状態に近い。
3. 「関係性の対称性」を誤認
AはBを知らないが、BはAの発信を読んで接近している。
関係性は一方的で、知識や意図の共有も非対称。
にもかかわらずBは「対等な場」と思い込んでいる。
これは一方的な呼びかけを「相互合意の会話」と誤認する典型。
Bは「議論にならない」という評価を外部で吐き捨てている。
しかし成立しない理由は、Aの理解不足ではなく、前提やモードの不一致。
まとめると
Bの「対等な議論」という認知は、
合意なき議論開始
舞台条件の押し付け
関係性の非対称性の無視
原因帰属の誤り
といった複合的な歪みを含んでいます。
このため、Bは「フェアな討論をしているつもり」でも、実際にはAにとって不意打ちの一方的介入になっており、構造的に対等ではありません。
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nishio.icon当初の議論を「Aは前提PAを持っていて、結論XAを導いた。Bは前提PBを持っていて、結論XBを導いた。」から始めて、この抽象度でどういうやりとりをしていたかを解説して。
GPT5.icon
了解。この件をPA/PB, XA/XBの抽象度で分解します。
登場設定
A:前提 PA(=評価は選んだ基準Kに依存する)から結論 XA(=見かけの差は“どのKで測るか”の違いにすぎない)を提示。
B:前提 PB(=第三の基準K₃で測れば妥当/さらに現実の制約Cが効く)から結論 XB(=K₃の選び方に関わらず序列はほぼ不変)を主張。
やりとりの流れ(抽象)
1. A→XA
AはPAに立脚し、「対象の比較はK依存だ」と述べる(宣言的共有、討論の開始意図は薄い)。
ここでPAを解説しないんだよねnishio.icon
2. B→PB, XB
Bは「K₃で測ろう」と別前提PBを導入し、XBを提示(Aへの反論に見えるが、実は比較の土台を差し替え)。
3. A→PBの可変性を指摘
Aは「PBの枠でもK₃の選択で結果が動く」とPAの観点からツッコミ(K依存性の再確認)。
「PBであってもXA」という指摘nishio.icon
4. B→PB+Cを追加してXBを補強
Bは現実の制約 C(例:均衡・裁定・制度)を暗黙に上乗せし、「実務上はK₃による差は無視できる」とXBを強める。
5. A→“C 前提”の議論がスコープ外であることを指摘
Aは「自分の話はPAという数理レイヤーの範囲。XBはCを含む別レイヤーの主張」と指摘。PB→XBはCがないと一般には立たない、と整理。
6. B→前提の更なる移動(PB2)
Bは安定化の原因や制度(PB2)を持ち出しXBの妥当性を実務的に説明。
(ここで論点が“定義の問題”から“現実の仕組みの問題”へスライド)
7. A→論点固定の再表明
Aは「自分はPAに基づく定義・計量の話だけをしている」と明確化。PB+C+PDに乗らず、レイヤー不一致を明示。
8. Bがエアリプで「対等に議論しない」と批判
何が起きていたか(パターン)
前提の非共有:AはPA、BはPB(+途中でC, PD)を採用し、同じ語(“リスク”等)で異なる命題を語っていた。
土台の差し替え:Bは“反論”の体裁だが、実は評価関数と条件集合を変更(問題設定の別物化)。
レイヤーずれ:A=数理定義/B=実務制度。レイヤーが交差しないまま結論だけが衝突。
合意なき討論開始:Aは共有ポスト、Bは討論とみなす。モード不一致が感情的評価(「議論にならない」等)を誘発。
収束させるなら(抽象テンプレ)
1. 先に合意された前提集合P*(Kの扱い、CやPDを含むか)を明示。
2. P*の下で命題M(何を“比較”と言うか)を確定。
3. PA下のXAとPB(+C,PD)下のXBを「別定理」として併存させ、射程の違いを注記。
要するに、Aは「K依存という形式的主張」、Bは「CやPDを含む実務的主張」をしており、前提が違うので結論もすれ違った、という構図です。
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上記の抽象化した振り返りを見ると、むしろ僕(A)は「知らない人」に対して、割と対等に議論しているのではwnishio.icon
「結論の食い違いは前提の食い違いが原因ですね」という結論に到達している
それまでは「知らない人」なのにやりとりしている
それに対してエアリプでの個人攻撃に転じたのを見てから「この人とは議論にならないな」と判断した
つまりそれは「自分の意見が通らなかった!ムカつく!」と言ってるようなもんだから
「結論の食い違いは前提の食い違いが原因ですね」は対等であって「自分の前提が正しくてお前の前提は間違い」は対等でない
「相手が対等な議論をしない」と主張している人が対等な議論をしていない
まあでも「対等な議論」にフォーカスするのはミスリーディングな気がする そもそもAに「対等な議論」をする義務はない
リプライをする義務もないし、1秒アテンションを割く義務すらない