Quartzのコードをまるごとo1 Proに入れる
o1 Pro.icon
このコードは、静的サイト生成フレームワークである Quartz 用の各種コンポーネント、リソース変換関数、およびページエミッタ(404ページ、コンテンツページ、フォルダページ、タグページなど)を定義している。
util/ ディレクトリの resources.tsx では、JS・CSSリソースを <script> や <link> に変換する関数や、StaticResources 型が定義されている。
util/jsx.tsx は hast 形式の HTML AST を Preact の JSX へ変換し、カスタムコンポーネント (e.g. <table>) を指定できる。
util/og.tsx は Satori を使った Open Graph 用画像生成関連の処理、util/resources.tsx はスクリプトやスタイルリソースの要素化関数、plugins/emitters ディレクトリは404ページやフォルダ一覧、タグページ一覧などを出力するロジックを提供し、components/ 配下はタイトル、目次、タグリスト、検索、コメント欄などのUIコンポーネント群を定義。
全体として、Quartzを用いてマークダウンコンテンツを HTML 化、スタイル付与、ナビゲーションやメタ情報付加、OG画像生成などを行うためのモジュール群がまとめられている。
nishio.icon逆リンクなどの処理をしている部分はどこ?
o1 Pro.icon逆リンク(backlinks)の処理は components/Backlinks.tsx に実装されている。
このコンポーネント内で、allFiles を走査して現在のページ(slug)にリンクするファイルを抽出し、その一覧を表示している。具体的には backlinkFiles = allFiles.filter((file) => file.links?.includes(slug)) のようなコードで逆リンク先を取得している。
nishio.iconグローバルなデータ構造を作らずに各ページごとに全部のページを読んでるの?
o1 Pro.iconallFiles はビルドプロセス中に一括で読み込まれ、処理された全ページのデータをまとめて保持した配列やオブジェクトとなっている(ビルドパイプラインで生成)。各ページレンダリング時には、この allFiles がコンポーネントのプロパティとして渡される。そのため、個別ページが独自に他のページを再読み込みするわけではなく、ビルド段階でグローバルにまとめられたデータ構造 allFiles に対して各ページがフィルタや検索をかけているだけである。
nishio.iconメモリには置いてるとしてもO(N^2)だよね?
o1 Pro.icon確かに、この実装上、allFiles を各ページごとのレンダリング時に走査している処理(例えば逆リンク抽出)があるため、ページ数を N とすると、最悪 O(N^2) の計算量を要することになる。
ビルド時点で全ページ分の allFiles データ構造をメモリ上に用意し、ページごとの処理時にはその allFiles を都度フィルタリングするため、そのままではスケールが大きくなると非効率になる可能性がある。