Panarchy
2023-08-15
生態学の用語と政治哲学の用語がある。ここでは後者の話 端的にいえば
例えば異なる政策を主張する二大政党が選挙で争う二大政党スタイルなど しかし年齢ごとの人口比率が崩れるなどした場合に、選択肢が失われて「無意味な選挙」になってしまう この状況を改善するために個々人が「自分を統治する政府」を選択する権利を持てると良い
ということ
で「政府を選択する権利」というと無茶に聞こえるけど、たとえばリモートワークが盛んになった就業環境下では、自分が住む自治体を選ぶことが仕事と独立して選択できるようになった In an 1860 article, de Puydt first proposed the idea of panarchy: a political philosophy that emphasizes each individual's right to freely choose (join and leave) the jurisdiction of any governments they choose, without being forced to move from their current locale. A proponent of laissez-faire economics, he wrote that "governmental competition" would let "as many regularly competing governments as have ever been conceived and will ever be invented" exist simultaneously and detailed how such a system would be implemented. As David M. Hart writes: "Governments would become political churches, only having jurisdiction over their congregations who had elected to become members." Three similar ideas are "Functional Overlapping Competing Jurisdictions" (FOCJ) advocated by Swiss economists Bruno Frey and Reiner Eichenberger, "multigovernment" advocated by Le Grand E. Day and others, and "meta-utopia" from Robert Nozick's Anarchy, State, and Utopia.
(DeepL)ド・ピュイドは1860年の論文で、パナーキーという考え方を初めて提唱した。パナーキーとは、現在住んでいる場所から強制的に移動させられることなく、各個人が自由に好きな政府の管轄権を選択(加入・離脱)できる権利を重視する政治哲学である。自由放任経済学の提唱者である彼は、「政府間競争」によって、「これまでに考え出され、今後発明されるであろう政府の数だけ、規則正しく競争する政府」が同時に存在するようになると書き、そのようなシステムがどのように実施されるかを詳述した。デビッド・M・ハートが書いているように、「政府は政治的な教会となり、選挙で選ばれた信徒だけを管轄するようになる」のである。類似アイデアはスイスの経済学者ブルーノ・フライとライナー・アイヒェンバーガーが提唱した「機能的重複競合管轄権」(FOCJ)、ル・グラン・E・デイらが提唱した「マルチ・ガバメント」、ロバート・ノージックの『アナーキー・国家・ユートピア』に登場する「メタ・ユートピア」である。 2024-04-08
(文脈)(なめら会議4でノートを取ってた話に対して) あの場はアーリーアダプターの巣窟だからなのか「自分の理解が追いついてなくてリアルタイムに現場ではキャッチできなかったこと」が多くて、数ヶ月遅れで理解できたりするのでメモを手厚く取ってます nishio 2022年にrickshinmiがPanarchyを訳して、当時見てたけどよくわからんなと思ってたものが、2023年に少しわかってWikipediaのDeepL訳を置いてて、2024年にメタユートピアの話を聞いてPanarchyっぽいなと思って、見返したら既にメタユートピアの話を書いてあった claude.iconはい、このテキストはPaul-Émile de Puydtによる「Panarchy(汎統治主義)」という記事です。要約すると以下のようになります。 個人が自由に好みの統治形態を選択できるようにし、国家はそれぞれの統治形態の競争を認めるべきである。
統治形態を選択する自由があれば、個人は自分に最も合った政府を選べる。不満があれば他の統治形態に乗り換えることもできる。
統治の競争原理が働けば、政府は国民のニーズに応えるためにサービスの質を高め、できるだけシンプルで経済的な統治を目指すようになる。 これにより、革命や暴力的な政変なしに、平和的かつ段階的に政治体制を変革していくことができる。 様々な統治形態が併存する社会では、最終的に最善の統治形態が勝ち残り、普遍的に採用されるようになるだろう。
関連