PID制御とハイプカーブ
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何かが急速に増加しているとき、ずっと増加し続けるように誤解しがちである
しかし、増加していることによって注目がひきつけられ、その注目によってさらに増加する正のフィードバックが走っている場合、これは往々にしていきすぎる #バブル 逆に急速に減少しているとき、それも0になるまで減少しきるように誤解しがちである
例えば減少することに対して「恐怖心」などが生まれ、その恐怖心がさらなる減少を生み出す生のフィードバックが走っているとき、これも行き過ぎる。
2つは曲線としては同じ
「行き過ぎてしまう」仕組みの内蔵されたシステムの振る舞い
PIDの場合、目標値との差からオーバーシュートするけど、ハイプサイクルの場合、目標値(将来市場規模)が不確定であるから大きく見積もった連中がオーバーシュートして、目標値が明らかになるにつれて、オーバーシュートした連中が投資を控えて、収束する。目標値の取り扱いの違いを感じる。 n>なるほど、目標値が不明確で、かつ目標値予測関数に「みんなが言及してるから」という社会的証明の項が入ってるからオーバーシュートするのか
株式市場とのコンボ。「株価上げたいから、ブロックチェーンに参入」の連中の多いこと多いこと。
とはいえ、R&Dから製品化の過程で、多くの成果が出ていて発展性が期待できるから投資、という行動は成果の増分(differential)に対して投資という形なので、PIDのDを重くして、発散しているのでオーバーシュート曲線になるなぁ
PID制御との違いとしては、PID制御では目標値がgivenなのに対して、ハイプサイクルでは未知であるところ。
Pの推定に自信を持てない人が社会的証明の原理によって「他の人がプラスだと判断しているから自分もプラス」というDでの制御に重みを置くことによってオーバーシュートが起きる、という理解をした。