OSSはダンピング
kmizu 「OSSは要はダンピング」ての、Eclipseの登場で他のIDEがだいぶ死滅した頃にバイト先の上司が言ってた話で当時は反発してたけど、経済的にはやっぱりダンピングだよねと最近は思っている。この「ダンピング」には良い面もあるけど、やはり負の面も大きかったのではとは思う)。 (1980年代) 現在では一般的である、エディタ・コンパイラ・デバッガ・プロファイラなどが一体となった統合開発環境の先駆けであり、圧倒的なコンパイルスピードと相まって当時のプログラム開発者に大きな衝撃を与えた。
(2000年代前半) 成長著しいJava市場で「JBuilder」(ジェイ・ビルダー)はライバルを蹴散らし順調に成長。
(2000年代後半) 稼ぎ頭であったJBuilderは、IBMが無償で公開した統合開発環境Eclipse の普及とリストラにより衰退した。
原始的な経済設計(境界がない共有財産経済)という面と、宗教的(能力者による無償奉仕と無条件の敬意の相互関係)な面があり、それ以外の選択肢を過剰に排除した、というのは大いにあると思います。 kmizu そうですね……。OSSはまさに宗教的な側面があって、黎明期であればまだOSSのライセンス以外の理念面を理解してた人は多かったわけですが「OSSの信仰者」が圧倒的に少数である現在、その信仰によって支えられてた原始的な経済設計にもガタが来てるなあと。 特に現在の若年層(20代後半)くらいだと、OSSはライセンスとしては自由だけど理念的にはフリーライドをよしとせず、コミュニティへの何らかの貢献を要求するみたいなお話ってそもそも知らないと思うんですよね。 kmizu この辺はOSSというより自由ソフトウェア方面の話の方が近いかもしれませんが、自由ソフトウェア運動とOSSの微妙な距離感については部外者が色々いうにはややこしそうなので。 関連