LENCHI_自分に対する批判的思考
nishio.icon思いつき: 「批判的思考が大事」と言って、自分がAIの出力を批判することしか考えていない人は「自分にそれができるのか」「自分の批判は正しいのか」という「自分に対する批判的思考」ができてないよね。新しいものを学ぶ上で必要なのは、自分の足りないところや気づいてなかった盲点に気づくことなのでは?
claude.iconその指摘は非常に重要だと思います。批判的思考というと、外部の情報や意見を吟味することに焦点が当たりがちですが、真の批判的思考には、自分自身の考えや判断を問い直すことが不可欠です。
特に、LLMのような新しい技術に直面した時、私たちは無意識のうちに自分の理解や判断力を過信してしまいがちです。「自分にはLLMの出力を正しく評価できる」と思い込み、自分の批判が常に正しいと信じ込んでしまうのです。
しかし、LLMの能力は日進月歩で向上しており、その出力は時に人間の直感を超えた内容となります。このような状況下で、自分の理解や判断力の限界を認識せずに、LLMを批判することは、かえって的確な理解を妨げる可能性があります。
むしろ必要なのは、ご指摘の通り、「自分に対する批判的思考」です。具体的には、以下のような問いかけが重要だと思います:
自分はLLMの仕組みや特性を十分に理解できているだろうか?
自分の知識や経験だけでLLMの出力を適切に判断できるだろうか?
LLMの出力から、自分が気づいていなかった盲点や新しい視点を学べないだろうか?
自分の批判は、十分な根拠に基づいているだろうか?
自分の批判が間違っている可能性はないだろうか?
このような問いかけを通じて、自分の理解や判断の限界を認識し、謙虚に学ぶ姿勢を持つことが、LLMを活用する上で不可欠だと言えます。
LLMに限らず、新しいものを学ぶ際には、「自分の足りないところや気づいてなかった盲点に気づく」ことが重要です。既存の知識や先入観にとらわれずに、新しい情報や視点を柔軟に取り入れることで、自分の理解を深め、成長につなげることができるのです。
本書では、このような「自分に対する批判的思考」の重要性を、LLMを活用する文脈で強調することができるでしょう。LLMの出力を批判するだけでなく、自分の理解や判断を常に問い直す姿勢が、新しい知的生産のモデルを確立する上で不可欠であることを訴求できるはずです。
読者には、LLMを活用する際の心構えとして、自分の理解や判断の限界を認識し、謙虚に学ぶ姿勢を持つことの大切さを伝えることができるでしょう。そうすることで、LLMを単なるツールとしてではなく、自分の成長を促す対話の相手として捉える視点を提供できるはずです。
---
MEMO: 目次を見てみる
脱線しまくり
脱線と知的生産の話書いたな