Bitcoinはお金、Ethereumはコンピュータ
nishio.icon先行して2009年に稼働したBitcoinは「お金」を作ることを目的として設計されたが、Ethereumはコンピュータを作ることを目的として設計された。
ファクトチェック
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Bitcoin は 2008 年の論文タイトルが示すとおり「電子現金(electronic cash)システム」を実装することが目的。目的は通貨機能そのものに集中している。
Ethereum は 2013 年の白書で「分散アプリケーション/スマートコントラクトのための次世代プラットフォーム」、つまり “ワールドコンピュータ” を掲げて設計された。
「お金を作る vs. コンピュータを作る」 という対比は、両プロジェクトの設計動機を端的に示しており概ね正確。
ただし Ethereum もネイティブ通貨 ETH を必要とし、Bitcoin も限定的ながらスクリプト機能を備えるため、完全に二分されるわけではない点に留意。