AIエージェントがもたらす属人性
でもこれ会社の作りによってはむしろ逆のことが起きそう。パッと思いつくのは、受託開発の場合はむしろ知見がテキストで残って嬉しい。自社サービスの場合は暗黙知が増えてヤバそう 多くの仕事は「仕事をする過程で学べる」んだけど、簡単な仕事の振り先が人間ではなくAIに置き換えられるので、学べるチャンスが減る
「AIに仕事をさせるやり方」を教わる機会が必要なんだけど、仕事の中にそのチャンスがない
合理的なんだけど属人的
teramotodaiki 「AIに仕事をさせるやり方」という表現では伝わりにくいんだけど、これは一般的なスキルではなく会社固有のスキル。 「その会社で課長をやるためのスキル」とでも言うのかな。資料の場所を知ってるとか、社内の聞くべき人を知ってるとか、過去数年の業務を覚えてるとか、そういうやつ
teramotodaiki DevinはSlackだからまだみんなに見えててマシ。でもSlack 自体がフローだから長期の知見の蓄積には向かない。 もっとエグいのは、こういうAIエージェントがDMでやり取りされる世界観。知見が個人で閉じまくる。でも一般に普及するAIエージェントはこっち路線になる気がする…
「あの人は1人で1開発ユニットに相当する働きをしているから、あの人が辞めたらチームが1つ消滅することになり、事業存続リスクがある」
teramotodaiki 人間がコードを書く時代は「チームをスケールさせるために他のエンジニアに仕事を振れ」と言われていた高稼働プレイヤーが、 24時間365日働く無限のアルバイトを手にしてしまった。
そいつ(AI)に仕事を振り続けた結果、本人以外は誰も仕事内容を把握できなくなっていた
そういうリスクの話
teramotodaiki 自分が得た知見の全てを言語化して蓄積しないと気が済まない性格の人でない限り、一緒に働く人が減ることは暗黙知が増えることに繋がる Devin時代の開発組織はこういう属人化を減らすためにも横断的なイネーブルメントの重要性が増すんだろうな
nishio AIが日報・分報を書くようになったり、得た知見の全てをCosenseなりkintoneなりに書くようになったりするだけなので現時点でオンラインでのコミュニケーションができてる会社は単に「AIで社員が1桁増える」だけな気がする。face to face信者が統治してる組織はやばいかもね。