AIに主成分軸を解説させる実験
2024-10-22
nishio.icon
主成分軸の解説を生成したい。数値はその質問が第一主成分軸に寄与している係数である。この軸がどのようなものか解説せよ。
...
gpt.icon
この主成分軸は、経済政策と防衛・安全保障政策に関する強硬な立場が反映されていることがわかります。特に年金や医療費の抑制(Q3_2)、競争力のない産業の保護削減(Q3_3)、金融緩和の継続(Q3_5)といった経済的な構造改革や防衛力強化(Q4_1, Q4_2, Q4_3)に大きく寄与しています。これに加えて、靖国神社参拝(Q4_6)や辺野古移設(Q4_7)、さらには原発維持(Q5_6)などの保守的な政策も高い係数を持っており、全体として、財政健全化、軍事力強化、伝統維持といった保守的かつ積極的な政策志向を示していると考えられます。一方、核三原則堅持(Q4_5)や夫婦別姓(Q4_24)、LGBTQ権利拡大(Q4_25)のようなリベラルなテーマに対しては反対の傾向を示しています。
nishio.icon一言で言うと第一主成分軸はなんの軸?
gpt.icon第一主成分軸は「保守的・強硬政策の志向性」を表す軸です。
nishio.iconプラスとマイナスの両側にラベルをつけるとしたら?
gpt.iconプラス側は「保守・強硬派」、マイナス側は「リベラル・寛容派」とラベルをつけるのが適切です。
nishio.icon(第二主成分軸に対して同じことをする)
gpt.icon
この主成分軸は、社会的・経済的リベラルな立場と保守的な立場を対比していると言えます。
まず、主にリベラルな政策にプラスの寄与を持つ項目が強く現れています。例えば、Q4_18「永住外国人の地方参政権を認めるべきだ」(+5.04)やQ4_17「外国人労働者の受け入れを進めるべきだ」(+3.74)など、移民や多文化主義を支持する立場が強く表れています。加えて、Q4_24「夫婦別姓を認めるべきだ」(+3.95)、Q4_25「同性婚を認めるべきだ」(+3.10)など、ジェンダー平等や多様性を尊重する意見も同様にリベラル寄りです。
一方で、保守的な政策はこの主成分軸ではマイナスの寄与として表れています。例えば、Q4_6「首相には靖国神社に参拝してほしい」(-4.73)やQ4_1「日本の防衛力はもっと強化すべきだ」(-4.56)は、伝統的な保守的立場を示しています。また、Q5_7「国債発行を抑制すべきだ」(-4.84)やQ4_5「非核三原則を堅持すべきだ」(+4.45)は、経済政策や防衛政策においてもリベラルな視点と保守的な視点の対立を示しています。
この主成分軸は、移民政策、ジェンダー平等、社会福祉などの社会的リベラル政策を支持するかどうかが大きなテーマであり、一方で保守的な防衛や経済の安定を重視する意見に対して対抗しています。
nishio.icon一言で言うとこの主成分軸はなんの軸?
gpt.iconこの主成分軸は「リベラル対保守」の軸です。
(え〜〜nishio.icon)
nishio.icon第一主成分軸もリベラルと保守だった、違う切り口を探して
gpt.iconこの主成分軸は「財政・経済政策における市場主義対政府介入」の切り口が考えられます。具体的には、政府の役割を最小限にし、市場の自由を重視する立場と、福祉や公共サービス、財政支出を通じて政府が積極的に介入する立場との対立が表れています。
例えば、Q3_1「消費税率を高くする」(+1.70)やQ4_13「所得や資産の多い人への課税強化」(+2.53)は政府介入を支持する立場であり、逆にQ3_4「プライマリーバランス均衡の先送り」(-3.27)やQ4_11「景気対策として財政出動を行うべき」(-2.59)は、政府介入を抑えるべきという立場に対する反発を示しています。
----
感想
こういう昔から言われてる対立軸がやっぱりあると考えることもできるし、調査の設問を作ってる人がそれを知ってしまっているからそれに関する質問を入れてて、それがやっぱり分散大きいので主成分として選ばれてくるんだと考えることもできそう
しかし政治家の側がその対立構図の中でポジショニングしてることによって再生産されてるのかも知れないな
この分析は元データが政治家
世論地図でも1000人くらいデータ集まってきているのでそのデータでやると、設問は政党マニフェストから来てて、回答者は一般の人々なので違いがみれていいかもな あとは自由投稿のPolisをやってそのデータで同じことをやると違いがあるかもしれないな
最初に一行要約にだけ注目してた時は「両方保守v.s.リベラルになっちゃった、面白くないなー」と思ったんだが、中身の解説をよく読んでみると、つまり「保守v.s.リベラル」という一つの対立軸だと世の中の人が考えてる軸が実は一次元ではないってことなのかもという気持ちがしてきた
実験では第二主成分の方に「保守v.s.リベラルではないものにして」と言って変えさせたが、第一主成分の側にも違う切り口を探してと言ってみるか
---
gpt.icon異なる切り口を探すためには、従来の「リベラル対保守」以外の対立軸を見つけることが有効です。いくつかの可能性として以下のような軸が考えられます:
経済的介入対市場重視
経済政策に関しては、政府の介入を強調する立場(福祉や公共事業重視、規制強化など)と、市場原理に任せるべきとする立場(自由化、競争促進、減税など)の軸を設定できます。この場合、消費税の引き上げや法人税の強化、社会福祉サービスの維持などが市場原理よりも政府の介入を重視する方向となり、逆に競争力重視や規制緩和、財政規律重視が市場重視の側に寄与します。
伝統維持対革新志向
社会文化的な価値観において、伝統や慣習を重視する立場と、革新や多様性を推進する立場での対立軸を探ることができます。靖国参拝(Q4_6)や普天間基地の移設(Q4_7)などが伝統維持に寄与する一方、LGBTQの権利擁護(Q4_25)や夫婦別姓(Q4_24)は革新志向の指標になります。
国家安全保障対人権・個人の自由
防衛や安全保障に関する問題と、個人の権利や人権に関する問題を軸にすることも考えられます。例えば、敵基地攻撃や防衛力強化(Q4_2, Q4_1)といった安全保障重視の立場と、永住外国人の地方参政権(Q4_18)や個人のプライバシー重視(Q4_19)が対立する軸です。
中央集権対地方分権
政治的な意思決定に関して、中央政府が主導するべきか、地方や市民の自主性を重視するべきかという観点でも軸を見つけられます。中央集権を重視するのは、財政政策や防衛政策のような国家主導の施策で、地方分権に寄与するのは、地方参政権や地域主導の政策(Q4_18, Q4_24など)です。
これらの軸を検討することで、「リベラル対保守」以外の構造を発見できるかもしれません。
2024-10-25
各軸に寄与する質問のTop10
# PC1
Q4_2: 18.18: 他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない
Q4_18: -15.63: 永住外国人の地方参政権を認めるべきだ
Q4_1: 15.40: 日本の防衛力はもっと強化すべきだ
Q4_6: 15.15: 首相には靖国神社に参拝してほしい
Q5_6: -14.52: いますぐ原子力発電を廃止すべきだ / 将来も原子力発電は電力源のひとつとして保つべきだ
Q4_27: -14.44: 国会議員の議席や候補者の一定割合を女性に割り当てるクオータ制を導入すべきだ
Q4_5: -14.37: 非核三原則を堅持すべきだ
Q4_7: 14.18: 沖縄県の普天間基地の辺野古移設はやむをえない
Q4_20: 13.01: 福島第一原発の処理水の海洋放出はやむをえない
Q4_24: -12.98: 夫婦が望む場合には、結婚後も夫婦がそれぞれ結婚前の名字を称することを、法律で認めるべきだ
# PC2
Q4_2: -5.10: 他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない
Q4_18: 5.04: 永住外国人の地方参政権を認めるべきだ
Q5_7: -4.84: 国債は安定的に消化されており、財政赤字を心配する必要はない / 財政赤字は危機的水準であるので、国債発行を抑制すべきだ
Q4_6: -4.73: 首相には靖国神社に参拝してほしい
Q4_1: -4.56: 日本の防衛力はもっと強化すべきだ
Q4_5: 4.45: 非核三原則を堅持すべきだ
Q3_5: -4.39: 日本銀行は国債の買入れなど量的金融緩和政策を続ける
Q4_3: -4.28: 北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ
Q5_6: 4.23: いますぐ原子力発電を廃止すべきだ / 将来も原子力発電は電力源のひとつとして保つべきだ
Q5_2: -4.14: 日本にとって中国は脅威である / 日本にとって中国はパートナーである
nishio.iconPC2にもPC1と同じ敵基地攻撃と原子力発電の話が出ている