AIと人間の知的な共同作業
未踏ジュニア中間合宿LT
執筆 2023-08-16 / LT 2023-08-20
物理世界でやるのは物理的身体が必要なのでまずはデジタル世界で!
人間とAIが一緒に暮らすデジタル世界は既にある、Minecraftの村人とかね、それでは不満
今できているもの
https://gyazo.com/9d448f09d2d3c47287128ca2efef61dd
書籍60冊分の分量がある僕のScrapboxが最大500トークンのチャンクに分割されている
それをランダムに読んでAIがメモを書く
そのメモと人間がインタラクションする
次の日からは「昨日のメモ」と「昨日のメモでベクトル検索したもの」と隙間を埋めるランダムなチャンクを詰め合わせて、それをAIが読んでメモを書く 知的な共同作業
AIだけが考えて最終結果だけもらっても人間は納得しない 🤖「究極の答えは42です」
AIと人間の共同作業であることが重要
AIは友達
「AIと人間の知的な共同作業」には二通りの解釈がある
人間とAIが協力して統合していくプロセス
人間とAIを対等にしたい
人間と同じことをAIがやればいい
人間がScrapboxで日記を書いてるんだからAIもScrapboxに日記を書いたらいいよね、という発想で作った
やってみてどうだった?
自分のメモが書き溜められているスペースに、寝て起きたらAIの書いたメモが増えているエクスペリエンス、めっちゃ面白い
まとまってない思考を寝る前にぐだぐだ書いたものが、寝てる間に別の形になってる
確実に良くなる保証はないが、たまにめっちゃいいのが出るガチャ
SSRだと「なるほど、それとそれをつなげるのか!」となる
ゆっくり返事を考えるコミュニケーションの形が思考をまとめる上で有益: AIとの交換日記 新しいチームワークの形
複数人の共同編集プロジェクトに入れた
AIと人間がチームメンバーになる、新しいチームワークの形
AIの発言がきっかけで人間の会話が引き起こされる
「一人の人間とAIの間(between)インタラクション」から「複数の人間とAIの間(among)のインタラクション」へ
人間の側がAIとの付き合い方を模索してる状況
もっといろんなコミュニケーションの形があり得るよね、模索してる
1日1回ではなくガンガン回すモードも作ってみたり
今は「自分がScrapboxに書いたもの」だけではなく「古典の名著」も入力ソースにする読書ノートモードを作ってる AIが本を読みながら、Scrapboxの内容を時々思い出したりしつつ、読書ノートを書く
「Scrapboxに書いたもの」(=今の文脈)と「古典」の間のつながりを発見できるようにする
オモイカネプロジェクト
「AIの支援によってより良い議論の仕組みを作れないか?」というプロジェクト
部品の一つが「SFプロトタイピング」
「未来のイメージ」をSF小説の形にすることで、より具体的なイメージにしたり、他人にシェアしたり、議論の対象にしたりできるようにする
このSF小説をChatGPTの支援で雑に作る
自分のScrapboxに入れたいとか、別のシステムに接続したいとかの相談はこちらで