2025年に電力逼迫が起きなかった理由
2025年には電力逼迫が起きなかった
o3.icon2022 年3月22日(東電管内)で初の「電力需給逼迫警報」発令、翌6月27日には東京で再度注意報が出され、予備率は一時 5 % を下回りました
SNS上では原発を再開したからだ派と太陽光発電を増やしたからだ派がいた
nishio.icon日本では今年猛暑なのに電力が逼迫していない、前回の逼迫していた時と比べて発電量の構成要素の何が増えたのか調べて
o3.icon今年(2025年)は連日の猛暑にもかかわらず「電力需給ひっ迫注意報」が一度も出ていません。その要因を 2022 年の供給ひっ迫時と比較すると、①再エネ(特に太陽光)の積み増し、②原発の追加再稼働、③高効率ガス火力の新設、④大容量蓄電池の急増、⑤予備力確保策の拡充が重層的に効いたことが見えてきます。
増分(22 → 25 年)
新設ガス火力 +2.34 GW
JERAが千葉・五井地区にて 2.34 GWのガス火力発電所(複数ユニット)を新設し、2024年夏に運転開始予定である
https://chatgpt.com/s/dr_689765e757f481919da5229cd0a406c4
太陽光発電
2022年時点で日本の太陽光発電設備容量は約79GWでした
近年は年間5GW前後のペースで新規導入が進み、2025年には累積約100GW超に達する見通しです。これは2022年比で約21GWの増加となります。
2022年度(FY2022)における太陽光発電の年間発電量は約926億kWh(約92.6TWh)でした
その後の設備増強に伴い発電電力量も拡大しており、2023年には約110.1TWhに達したとの推計があります
2025年時点でもさらに増加していると考えられ、2022年から2025年にかけて太陽光の年間発電量は数十TWh規模で増加したと見られます(例えば+20~30TWh程度の増加)
原子力発電
福島事故以降、多くの原子炉が停止・廃炉となりましたが、2022年時点で運転可能な原子炉33基・合計約31.7GWの設備容量が残っていました
2025年時点でも新規の原子炉稼働はなく、設備容量自体は約32GW前後で横ばいです
したがって、2022年から2025年で原子力の設備容量に大きな増減はありません。
2022年度の原子力発電による年間発電量は約561億kWh(56.1TWh)で、前年から約21%減少し全発電量の5%強を占めるに留まりました
2025年までに14基の原子炉が再稼働(累計)し、運転中の原発容量は約11GW程度に達しました
2021年には原発が約70TWh発電していた実績があり、再稼働が進んだ2025年には年間発電量が2022年比で数十TWh増加(~70~80TWh規模)していると推定されます。とはいえ依然として2010年以前(発電量約300TWh超で電力の30%前後を供給)の水準には遠い状況です
nishio.icon
一つの要因ではなく複数の要因だな〜
隻手の声
まず2010年以前には原発が300TWhの安定した発電をしてたわけね
2011-03-11に福島第一原子力発電所事故 - Wikipediaが起こった
原発は2022年に56TWhまで下がった
そして2022年の電力逼迫が起こった
2025年までに太陽光発電で+30TWh、原発再開で+80TWh
https://www.tepco.co.jp/forecast/html/calendar-j.html?month=8
https://gyazo.com/bb4fd2c85b99a94b702e8224328581f9https://gyazo.com/1547990aaba6a4ae766fd728d72b46f8
2025-08-05
93%
16:00-17:00
実 5,679
供 6,082
https://gyazo.com/677923d9e0af705a49398af117400470
2022-08-02
97%
16:00-17:00
実 5,755
供 5,889