高度な専門知識提供の際の契約形態
昔アジャイル開発で受託する時に請負契約でも準委任契約でもなく混合タイプを使うという話を見かけた気がするが、もう一度見たい 機械学習案件の契約形態としてどういうものが適切か、という議論が以前あったけども、実験によって方針転換する可能性を織り込んでおくという意味ではアジャイル開発とも近いのだな
「やって見なければ成果がどの程度になるかわからないチャレンジ」はそもそも内製するのが正しいと思うのだが、現実問題として知識獲得戦略が弱い大企業が多くて、既に内製できない状況に追い込まれてしまっているわけなので、どうやって外部の市場から獲得するかを考えねばならない
追記
なぜ「アジャイル」と「高度な専門知識提供」と「機械学習」が関連しているのか
アジャイルがなぜ必要かというと、事前に明確に要求仕様を決める能力が不足しているからだ
発注側が要求仕様を決められるのであれば、その仕様通りに開発すればよいだけであってアジャイルの必要性がない
人間は事前に正しく要求仕様を決めることができないから、アジャイルが必要になる
つまりアジャイルでの受託は「実装と実験によって仕様を段階的に詳細化していく」という高度な専門技能の提供
機械学習での開発も似ている
実装と実験によって、今手元にあるデータでどの程度のことができるのかを段階的に明らかにしていくしかない
これらのものは「事前に何を作るかが明確に定義できる」を前提とした請負契約にフィットしない
参考