認識的民主主義
認識的民主主義(にんしきてきみんしゅしゅぎ、英語: Epistemic Democracy)とは、民主的政治実践における「真理に近づく傾向性(Truth-tracking Tendencies)」という認識的側面を民主主義の価値として強調し、これに基づいて民主主義の正当化を主張する政治哲学または政治理論のことである。
1:民主的な意思決定は、真理に近づくことに寄与するか?
認識的民主主義は、民主的な手続きに「真理に近づく傾向性」があると提唱するため、この主張の妥当性が問題となる。
2:認識的民主主義が重要視する「真理」や「結論の正しさ」を、民主主義の擁護や正当化の一面として認めるか?
民主主義を擁護または正当化する時、大きく2つの派閥がある。
ひとつは、手続き主義者であり、民主的意思決定プロセスが手続き的に公平であることが、民主主義を正当化すると主張する
いまひとつは、道具主義者であり、民主的意思決定プロセスとは別に、その結果が成功であることに価値を見出し、これが民主主義を正当化すると主張する。
意思決定プロセスの手続き的な公平性
公平な手続きだけに注目するならばコインを投げることと変わらない
このロジックならAI独裁制も手続き的には公平