解像度が高まるとピークが増える
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まず大前提としてブロードリスニングはより詳細に見るためのメガネ ブロードリスニングなしでは、世界がぼんやりとぼやけて認知される(A)
たとえば「人々は与党支持派と政権交代派の2つのグループだ」などの認知
実際には「与党を支持しないが、野党第一党も支持しない」というグループがあったりする
ぼんやりと認識した「おおまかなクラスタ」の頂上に行くことが、この認知状態での個々の政治家の最適解になる
詳細に観察する手段を持つと世界にたくさんのクラスタが存在することがわかる(B)
この時、各クラスタについて「ある程度の大きさ」があるなら、そこのピークを占めることが(A)に比べて有利になる
個々の政治家に注目すると小さなクラスタに最適化して全体最適から遠ざかっているように見えるが、(A)が全体最適に見えていたのがそもそも詳細を見えなくするローパスフィルターのせいなので「遠ざかって」はいない
むしろ政治家全体の集合としては個々人が個別のピークを取りに行くことにによって、よりよく意見分布を近似するようになる
これは政治的意見に限ったことではなく、商品を生産販売するときの顧客ニーズの分布とかも同じ
詳細に見れば多様なニーズがある
少量多品種生産をすることがよい戦略かどうかは生産コストなどによる 個別生産コストが高くて、まとめて生産することによってコスト節約が強く効くなら少品種大量生産が有利 個別生産コストが下がれば、顧客のニーズにベストマッチなものを個々の顧客向けに個別少量生産する方が有利
生産コストは技術の進歩によって下がっていくことが多いので、大量生産から個別生産へと変化することが多い 関連