複数作業仮説
トーマス・C・チェンバレン
1980年に「複数作業仮説」を提唱
たった一つの仮説を追いかけていると、どうしてもある現象について単純な説明に帰着しやすい。
だが多くの現象は複数の要因がさまざまな比率で組み合わさった結果であるから、それを適切に説明するには、複数の要因がかかわってくるはずだ。
したがって正しい説明は、必然的に複雑になる。
相反する考えを対比させて新しい解決策を導く思考ができる人は、一つの考えしか追えない人よりも、困難な問題に取り組むときに優位に立てる。対立する複数の選択肢を同時に扱う能力は、いつの時代にも価値がある。