自治体コロナ対策システム構築の裏側
埼玉県でのコロナ対策システム構築の経緯
https://gyazo.com/9aa70d2ed960b4a9c05d2ee1b6ebd82e
今までになかった業務がコロナ対応という文脈で発生し、そういった業務に対応するシステムがなかなか市場になかったところがあると思います。
市場にシステムがなく、急な業務をやらなければいけないというところで、どうしてもアナログなやり方で対応せざるを得ないところに、非常にスピーディーに業務を構築できるkintoneの強みがうまくハマったのかなと思っております。
新しい業務が発生するタイミングでは、それは既存のシステムではカバーできないし、既製品もない
加古川市の職員さまが一からkintone上でシステムを構築した...作ったアプリテンプレートを、加古川市のオープンデータのカタログサイトで公開した事例
規模は違えど、自治体さまでは業務の内容は大きく変わらないといった側面があるので、こういったシステムの横展開がしやすい。さらに自治体さまの特徴として非営利で運営されているので、システムの共有もしやすい土壌がありました。 https://gyazo.com/eaad0df30f888601c6dc73c5537d6fe6
他の自治体からの水平移動ができること
リリースまで1週間というスピード感
無償トライアル期間があることや、初期費用が無料なところ
自治体ですと、実際にシステムを組むにあたっては予算を計上することはあるんですけれども、予算を組まなくても執行の中でできそうなくらいローコストだったということですね。
導入したあとに項目を付け加えたり、機能を追加することがすぐにできる
3つ目は私のような素養のない人間でも、いろいろと柔軟に変更ができるところです。ドロップ&ドラッグで簡単に作れるような仕組みになっていまして、私も直感的に「これだったら自分でもできるかな」と感じたところが大きかったです。
このシステムを検討した時には交付が始まっておりました。
時間が経てば経つほどこのシステムの需要そのものがなくなっていってしまう。そんな中、今まさにすぐにでも使えるシステムを準備するだけのスピード感が必要でした。
ほかの事業者、ベンダーさんから類似のシステムがいくつか出ている状況でしたが、どれもテンプレート型の提供方法
相模原市としては非常に単純で明快な検索システムを準備したかった
入力の項目が非常に多かったり、項目を削除できないという部分がありました。
ですので、いわゆる相模原市の仕様、ニーズを受け入れるだけの柔軟性を持つシステムである必要がありました。 担当課からの細かな要望を私たち情報政策課で吸い上げ、サイボウズさんにお伝えしました。
翌日にはだいたい一晩で、私たちが伝えた要望が実際にシステムとして反映されていて、もう見て触れるような状況になっていました。
それをまた担当課にフィードバックして触ってもらったり見てもらったりして、また出てきた意見を私たちが取りまとめ、サイボウズさんに伝える。