殴っていい空気
「殴っていい空気」を読んで、みんなが殴っている「殴っていい対象」を自分も殴ることで一体感とか爽快感とかを得ている人に対して、その「空気」は幻想に過ぎないといちいち教える人はいない。 「殴っていい空気」が場を支配している間、その空気が「批判者を殴ってもいい」に変わる可能性があるため、リスクがメリットを上回るから。
時が経つと「殴っていい空気」はなくなり「殴っていいわけがないだろ」という別の空気がやってくる。
そして人々は「殴っていいわけがないだろ」と言いながら、過去に人を殴った人を殴り始める。