正解がない
「正解がない」という表現は言葉を削りすぎているために、解釈に揺れがある。 権威者の与えた解がある
権威者がその解の正しさを保証する
有用な解であっても権威者が認めないものは正しい解ではないとされる
という状況を指している。
「正解がない」はその反対の状況。
誰も解を与えてくれない
誰も解の正しさを保証してくれない
これを踏まええて「正解がない」に言葉を補うと「権威者によって正しいと保証された解がない」となる。
学校教育は正解がある傾向が強い。
「2かける4はマルで4かける2はバツ」
「分数や小数はまだ教えてないので3割る2は1.5でも1と1/2でもなく、1あまり1」
高校物理で「これ微分方程式立てればすぐ解けるのだけど、カリキュラム上は高校で微分方程式を教えないことになってるから答案には書くなよ」
この時期の答えは「正しいかどうか」で判断される。
正しさの基準は権威者が定める
正解のない問題は正しいかどうかではなく有用かどうかで判断される。例えば貧困を減らしたいという答えのない問題に対しては、自分が有用だと思うものを実行し、実際に有用な結果が得られたものが良い答え。
関連して「出題には必ずテスト時間内にたどり着けるような解がある」もある。