機能的固着の克服
ものの意外な別の使い方を見つけさせるテスト
問題解決にかかる時間が上位25%なら5ドル、1番なら20ドルがもらえる
という報酬を提示された群とされない群で比較した
報酬を提示されない群は5〜10分だった
報酬を提示されたグループは提示されなかった群より3分半時間がかかった
直感に反して、報酬が成果を損ねる
ダニエル・ピンクの解釈
報酬は焦点を狭める性質がある
解決への道筋がはっきりしているなら、注意を逸らさない効果がある
しかし広い視野で考えることが必要なタスクには逆効果である
残念ながら実験論文が明確に引用されてない
テスト自体は1940年代にカール・ドウンカーが考えたもので
報酬の有無で時間を比較したのはサム・グラックスバーグらしい。
Glucksberg, S., 1962. The influence of strength of drive on functional fixedness and perceptual recognition. Journal of experimental psychology, 63(1), p.36.