標準化バトル
copinemickmack 技術書ってのはジャンルを問わず、金のことだけ考えるなら入門書書いてるのが一番安全なんだ。だから出版社も二言目には入門書書きましょうって言ってくるしそれも必要ではあるんだけど、自分が一番勝負しないといけないフィールドは中級・上級向けの本だと思ってる。というわけで一つよろしく。 mizchi 初心者が一番パイが広いし財布も緩い。でも本当に書きたいのはこれじゃない!って思ってるか、あるいはそれを専門にしてしまったか h1nase Reactコミュニティ発展したのは高品質のドキュメントが無料でインターネットで読めたことが大きいですが、インターネットという最高の道具があるのに紙の本に知見を書こうという態度はあまり好きじゃないですね 読者の利益より著者の利益を優先していたら自分もこの仕事で食えてないとは思わないのかと
mizchi とはいえ善意のみで駆動しすぎたことで良いドキュメントに対価が払われない、という状況も健全とは思えないです。 紙の出版は非インターネットの既存資本であって、そこからノウハウがある著者にドキュメントを書かせるという形になっていて、その資本がない限り書かれなかった本も多くあるはずです。
h1nase 個人の本の出版くらいでSWの自由が脅かされるとは思いませんがSW開発のナレッジが独占されていた時代を知っている私からすると必要以上に嫌悪を感じてしまうのですよね 公開されている情報を教材に変えて発信する行為に対価を求めること自体は独占とはまた違いますが…
mizchi 現代では独占は著者にとっても美味しくない戦略だと思ってます。超短期の焼畑というか。教授が自分の著書を教科書にして学生に買わせるやつの大きな版みたいな印象ですね… mizchi 「わかってる」人にとって初心者向けの本の執筆依頼は、「良い機会だし初心者向けに整理して脳をダンプするか」と思う機会なんだけど、お金が払われないと初心者向けに説明するなんて高コストなことは普通しない。あと残念なことに日本の出版社の報酬がしょぼすぎて、基本善意で成立してる。 >h1nase: Reactコミュニティ発展したのは高品質のドキュメントが無料でインターネットで読めたことが大きいですが、インターネットという最高の道具があるのに紙の本に知見を書こうという態度はあまり好きじゃないですね
読者の利益より著者の利益を優先していたら自分もこの仕事で食えてないとは思わないのかと
h1nase アメリカで何故あれだけ高品質なSW関連ドキュメントが大量に無償で公開されているのか、日本との違いはなんなのか、そこが気になります 人材の層の厚さの違いでしょうか
あれだけ高品質なドキュメントが無償で読めてジョブへの参入障壁は低くなってるはずなのにアメリカのSW職の給与は世界一ですし
今はなんか別物で、OSSや無料ドキュメントのフリした、標準化バトルなんですよね。最終的にクラウドやSaaSの周辺エコシステムに誘導されます
勝利陣営は他陣営のライブラリ、ツールチェインを陳腐化し、他陣営のSW開発ジョブを減らして自陣営に持ってこれますし
>mizchi: おそらく理由は2つあって、...今はなんか別物で、OSSや無料ドキュメントのフリした、標準化バトルなんですよね。最終的にクラウドやSaaSの周辺エコシステムに誘導されます
nishio 一見無償で活動しているように見えて、実はその過程で得られる「レピュテーション」がお金よりも強い資本であり、10年とかの単位で見ると金銭的にも得だということがある >mizchi: 俺が2015年あたりに React の紹介記事を書きまくってたの、このままだとどの会社に転職しても俺は jQuery の重みに押しつぶされてキャリア的にも精神的にも死ぬと思ったから…
区別ができていないと自己犠牲をしてしまう。受益者から見るとどちらの利他でも得るものは同じだが、自己犠牲の場合は継続性に難がある