文具をけちってはいけない
妻と一緒に暮らし始めて初期のころに矯正された悪い癖が「たくさん入っている消耗品をなぜかケチってしまう」
メモ用紙やノートのページ、文具以外ではウェットティッシュなどなど。
ケチの例
メモ用紙が半分残ってるからそこの隙間に書こう
メモ用紙自体をけちって「いらなくなった印刷物を切ってメモ用紙にしよう」
高いメモ用紙の代表格ロディアのNo.11が80ページで200~300円。1ページは約3円。 3000円の書籍を悩まずに買うならその1/1000の価格のメモ用紙をけちるのは合理的でない。
メモ用紙をけちることで何らデメリットがないなら、ケチってもよいが、実際にはそうではない。
1秒1円と考えると、ケチる行動によって3秒のロスが発生したら損。 物を探している時間は意外と長いので、物が即座に取り出せるようにすることにはお金を掛けてもペイする。
ありがちなバッドパターンが、収納用品という名のただの見通しの悪い箱を買って、たくさんのものを詰め込んで「収納できた」とすること。収納の目的は詰め込むことではなく、必要な時にすぐに出せるようにすること。必要なときに見つけられないものは無いのと同じ。 むしろ「ここにあるはず。ここを見てないなら、この家の中にはない」と判断できる方がよい。
2023/1/17
この記事にモレスキンとかロディアとかの値段高めの文房具の名前が書かれているせいで「高い文房具を買え、文房具に使う金をケチるな」という意味に解釈した人がいた
逆だ
背伸びして高いメモ用紙を買って「メモ用紙が半分残ってるからそこの隙間に書こう」と思うようでは本末転倒
メモ用紙が半分しか使われてないとしても書かれた内容が必要なくなったらためらわずに捨てられるようになる必要がある
メモ用紙を安くすることでそれが実現できるなら、安くしたらいい
なおこの記事は6年前に書いた記事で、10年前にモレスキンを買った話を例に出しているが、ここ数年はiPad Proを使っている、とても良い