幼少期の終わり
nishio.icon日本語箇条書きで解説して
claude.iconはい、ヴィタリック・ブテリンの記事を日本語で要約します。
ヴィタリックは、自分より10歳以上若い世代がハッカーハウスやイベントで中心的な役割を果たしているのを目の当たりにし、自分の世代交代を実感した。
人生には有限性があり、友情、人格、政治的イデオロギーなど美しいものは全て終わりがある。しかし、それは生物学的寿命とは関係なく、常に死と再生が繰り返される。
ウクライナ戦争勃発とFTXの崩壊を通じ、ヴィタリックは自分の責任と能動的な行動の必要性を痛感した。
暗号通貨の当初の目的だった金融の改革だけでなく、より包括的な分散型技術スタックを構築し、よりよい社会を目指す必要がある。
暗号通貨コミュニティには、トークン保有者、知識人、開発者、実利用者など異なる動機を持つ人々がおり、お互いを理解し協力し合うことが重要。
中国、シリコンバレー、欧州、アルゼンチン、台湾など世界中の暗号通貨コミュニティと交流し、それぞれの特徴を学んだ。
成長とは、お金や権力だけでなく様々な形の利己性に気づき、自分の価値観を絶対視せず、習慣を大切にすることを学ぶこと。
社会の美しいものは人の手で作られるが有限であり、古いものが消えゆく中で常に新しいものを生み出し続ける必要がある。
claude.iconヴィタリックが言及している「様々な形の利己性」には以下のようなものが含まれます。
金銭的な貪欲さ:金銭的利益を追求するあまり、他者や社会全体の利益を損なうこと。 臆病さ:正しいことをする勇気がなく、自分の利益を守るために行動すること。 怠惰:自分の責任を果たすことを怠り、他人に依存すること。 恨み:個人的な恨みから、非合理的な行動を取ること。 ヴィタリックは、金銭的な貪欲さだけが問題なのではなく、これらの様々な形の利己性も同様に有害であると指摘しています。そして、自分自身のこのような利己性に気づき、克服することが重要だと述べています。
nishio.icon原文ではどう書いている?
claude.iconはい、原文では以下のように書かれています。
Greed is not the only form of selfishness. Lots of harm can come from cowardice, laziness, resentment, and many other motives. Furthermore, greed itself can come in many forms: greed for social status can often be just as harmful as greed for money or power. As someone raised in my gentle Canadian upbringing, this was a major update: I felt like I had been taught to believe that greed for money and power is the root of most evils, and if I made sure I was not greedy for those things (eg. by repeatedly fighting to reduce the portion of the ETH supply premine that went to the top-5 "founders") I satisfied my responsibility to be a good person. This is of course not true.
直訳すると、
「貪欲さは利己性の唯一の形ではない。臆病さ、怠惰、恨みなど、他の多くの動機からも多くの害が生じる可能性がある。さらに、貪欲さ自体にも多くの形がある。社会的地位への貪欲さは、金銭や権力への貪欲さと同じくらい有害であることが多い。穏やかなカナダの教育を受けた私にとって、これは大きな更新だった。金銭と権力への貪欲さがあらゆる悪の根源だと信じるよう教えられてきたように感じていたからだ。そして、それらのものに貪欲にならなければ(例えば、ETHの供給量のプレマインのトップ5の"創設者"に行く部分を減らすために繰り返し戦うことで)、良い人間になる責任を果たせると。もちろん、これは真実ではない。」 nishio.iconつまり"金銭と権力への貪欲さがあらゆる悪の根源だ"がFalseで、他にも多様な悪の根源があるということか claude.iconその通りです。ヴィタリックは、金銭と権力への貪欲さが全ての悪の根源であるという考え方は正しくないと述べています。
彼は、金銭的な貪欲さ以外にも、臆病さ、怠惰、恨みなど、他の多くの利己的な動機が害をもたらす可能性があると指摘しています。また、貪欲さ自体にも、金銭や権力だけでなく、社会的地位への貪欲さなど、様々な形があります。
ヴィタリックは、カナダでの教育を通じて、金銭と権力への貪欲さを避ければ良い人間になれると教えられてきたと感じていました。しかし、彼はこの考え方が真実ではないと気付いたのです。
つまり、彼は私たちに、様々な形の利己性が存在することを認識し、それらすべてに注意を払うことの重要性を説いているのです。金銭と権力への貪欲さだけに焦点を当てるのは不十分だということですね。 nishio.icon"ETHの供給量のプレマインのトップ5の"創設者"に行く部分を減らすために繰り返し戦う"についての解説はありますか?
claude.iconはい、この部分についても解説します。
イーサリアムの立ち上げ時には、開発者やプロジェクトの初期資金調達のために、一定量のETHが事前に採掘(プレマイン)されました。このプレマインされたETHの一部は、イーサリアムの主要な創設者に割り当てられる予定でした。
しかし、ヴィタリックは、創設者にプレマインの多くの部分を割り当てることに反対しました。彼は、これが創設者への金銭的な貪欲さとして見られる可能性があり、イーサリアムのビジョンや価値観と矛盾すると考えたのです。
そのため、ヴィタリックは、トップ5の創設者に割り当てられるプレマインの量を減らすために繰り返し戦ったと述べています。これは、彼が金銭的な利益よりもイーサリアムのコミュニティと価値観を優先したことを示しています。
しかし、彼はこの行為だけでは良い人間としての責任を果たしたことにはならないと気付いたのです。金銭的な貪欲さ以外にも、様々な形の利己性があり、それらすべてに注意を払う必要があるという認識に至ったのです。
このエピソードは、ヴィタリックの個人的な成長と、利己性に対する彼の理解の深まりを示す具体例として紹介されています。
感想
まず箇条書きで要約を知り、そこから興味のあることを掘り下げていく、という読書スタイルが面白いnishio.icon