富国と強兵
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「地政経済学」とは、「富国」と「強兵」、すなわち経済力と政治力・軍事力との間の密接不可分な関係を解明しようとする社会科学であることを示し、地政学なくして経済を理解することはできず、経済なくして地政学を理解することはできないことを明らかにする。 14章
ピケティは20世紀後半以降、欧米と日本の所得格差が縮まったことを示した。その原因は世界大戦であった。
戦争が資本主義を変質させる
同様の発想をシュンペーターも持っていた(彼は社会主義が訪れると考えた)
社会主義と呼ぶかどうかは別として以下のことは起きている
国家による経済管理の強化(戦時下に獲得した権益を手放さないことによる)
福祉の強化
格差の現象
戦費調達を目的とした累進所得税の導入→戦後もそれを手放さない
p.431 所得税の歴史がコンパクトにまとまっている