勘違いする人間がプロになれる
kapo2392 村上龍が「勘違いする人間がプロになれる」みたいなことを言っていたことがあったけど、ほとんどの人は、例えば渡辺香津美のギタープレイを見てプロのギタリストになることを諦める、でもごくまれに「こんなんでいいの?チョロいじゃん」と思っていざ弾いてみると「あれなんで上手くいかないのか」って試行錯誤しているうちに本当に上手くなるというプロセスを踏むらしい。つまり、最初の勘違いがスタート地点になって、現実との齟齬を埋めようとする反復の中で初めて技術や表現が身についていく。だから「謙虚であれ、勘違いするな」というのはもっともらしく聞こえるけれど、ある意味では人が試してみるきっかけを奪い、可能性の芽を摘み取る言葉でもある。 kapo2392 凄腕ギタリストのプレイを見て「チョロいじゃん」と感じる人間は、いざ実際に練習を始めて彼のプレイがどれだけ物凄いのか漸く理解するが「自分は間違っていた」と反省することもない。そういうタイプは「おっかしいなぁ、チョロいはずなんだけどなぁ」と感じつつ、延々と練習し続けるのである。そしてその果てに本当に実力を身につけてしまう。私も今の仕事は「こんなの簡単では?」という勘違いから始めたのだが、結果的にその勘違いで始めて良かったと思っている。あのとき「自分にはできない」と思っていたら、今の私は存在していないのだから。 いいフレーズだけどソースを発見できないnishio.icon
GPT5.icon現時点で一次情報(書籍の該当頁、出版社・番組の公式テキスト、本人発言の公式記録)を確認できないため、「村上龍の言葉」と断定できません。SNS発の流布・意訳の可能性が高いです。
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