利益は残りカス
「利益は残りカス」は伊那食品工業・塚越会長の名言
uchan_nos >「社長が「利益は残りカス」という発言に賛同してる。んん?」吹いたwww nishio つい最近も別の会社の中堅エンジニアがが若手向けに「営利企業にいる以上は金銭が第一」みたいなことを言うので「それは20年くらい前の古臭い考え方では」って突っ込んだのだがあんまり伝わった感じがしなかったなぁ。根深い。 kur これ、いまだに信じてる人結構いますよね。どうしたら伝わるのか。 kur nishio
少し考えたのだけど、まず「生活費を稼げてないフェーズ」と「稼げてるフェーズ」は分けて考えるべきで、前者は生きてくのに速やかにお金が必要だけど、そのフェーズでの考えを後者にまで広げることには根拠がない。
後者のフェーズだと、例えば内部留保が5000億から1兆に増えたところで会社の安定性も従業員の幸福度も大して変わらないわけで、お金の価値が額面に比例しないで鈍化していくことは少し考えたらわかることだろう。
相対的に金銭以外の資本の価値が高くなるので、金銭に変換してから他の資本を手に入れるよりも、直接手に入れる方に舵を切った方が有利になる。などなど。
kur おおよそわかるんですけど、生活費を稼ぐフェーズと稼がなくていいフェーズに分けてしまうと、そもそも稼がなくていいフェーズの定義が難しいな、と…
あー、フェーズという切り方は時間軸で切りそうに聞こえるから良くないか。「生きていくために必要な額」と「それ以上の余剰」に分ければ良いのかな
kur 行きていくために必要な額って言っちゃうと、新たな投資ができなくなりそうなので、なんか違う気がしてきました。というか、よく考えたら僕と西尾さんでも考えてることが違う可能性あるのですよねw 僕の考えをこのあと書きます。
kur 現代企業にはミッションビジョンバリューがあり、これを達成して社会貢献することが第一義。それを持続可能なものとする為にお金を稼がねばならず稼いだお金を投資に回すことでトータルでさらに多くの価値を社会に届ける。この流れの中ではお金が第一という価値観は出てこないかな、と。
わかる。「お金が目的」ではなく「ビジョン達成が目的でお金は手段」なんだよね
つまり「お金が第一という価値観が古い」っていうから水掛け論になってしまうのであって、「御社のビジョンは?え、ない?お金が第一?」という状況であるって事実と「僕はそういう考え方は古臭いと思うよ」という価値観は分けて話した方が良いのだな
「ビジョンの有無」って切り方は思いついてなかったけどとても有用そうだ。「生きていくのに必要なお金を稼げているか」が影響するのは要するに、生存や安心の欲求が脅かされてると、ビジョンや達成のための欲求どころでなくなってしまう、ということか。
kur 個人なら生存欲求が優先されるのは普通だと思うんですけど、極端なこと言ってしまうと、ビジョン達成に向き合わないなら生存してる価値が無い、がこれからの企業としての姿なのかなーとか思います。コトラーとかも、マズローピラミッドは逆、みたいなこと言ってますし。
ドラッカーも「利益は会社存続の条件であって、目的ではない」っていってますしね。一方で「存続は目的ではない」って考え方はまだ多くの人にとっては(自分個人の生活にも影響があって)受け入れがたく感じるのだろうなぁと思ってます。