兵庫県知事選挙 Xの「コミュニティノート」ほとんど機能せず
IT技術者などで作る一般社団法人「Code for Japan」と法政大学の藤代裕之教授の研究グループは、去年11月に投票が行われた兵庫県知事選挙の期間中に、Xで作成された選挙関連の「コミュニティノート」を抽出して分析しました。
その結果、作成された165件のノートでは、一時的に公開されたものが5件あっただけで、ほとんど一般に公開されていなかったということです。
このうち、候補者の稲村和美氏について「当選したら外国人参政権が成立する」などとする投稿に対しては稲村氏本人が否定していることなどを補足するノートが作成されましたが、公開されないまま、もとの投稿が50万回以上閲覧されていました。
研究グループでは、選挙では主張が対立して誤った情報に対しても評価が分かれやすいため、ノートがほとんど公開されず、機能しなかったと考えられるということです。