個体なのか種なのか
「人間のバグ」といった場合の「バグ」の定義が「好ましい状態からのズレ」だとした場合に、その「好ましい」は主体によって異なりうる。例えば個人にとってはとても苦痛で不幸なのだけど、種としてはそういう目に合う人がいる方が有益な場合、それはバグなのかどうか、という問いが面白かった
質問者は立川 智也
個体なのか種なのか
この問いは誤った二分法だと思った
「個体なのか種なのか」は一見正しい二分法に見えるが、僕は回答を出せない
それは境界の引き方が間違っているからではないか
と考えた結果の回答: 「個体か種か」ではなく「自分か他者か」
自分という個体については個体が苦痛でないことが好ましい
一方で自分以外の個体については、個体が苦痛であるかどうかは不可知だし、身近な人でもない限り僕にとってその個体が苦痛であるかどうかはどうでも良いこと
つまり「自分 > 種 > 自分以外の個体」である
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