使いにくいのに普及している理由
claude.iconこの一連のツイートでは、SAPをはじめとするERPシステムが使いにくいのに世界的に普及している理由について、興味深い考察がなされています。
主なポイントは以下の通りです。
ERPは主に高給取りの生産性向上を目的としており、現場の使い勝手は優先度が低い。データ入力の手間がかかるのはその副作用。 ERPには不正防止の仕組みがあり、プロセスの信頼性が高い。ローカルシステムより監査も容易。
結局、作業者の使い勝手より、ホワイトカラーの生産性向上、標準化、不正防止などの方が重視される。
これらの指摘は示唆に富んでいます。ただし、従業員のモチベーションや創造性といった観点からは、ある程度現場の使い勝手にも配慮することが望ましいのではないでしょうか。ERPの導入による業務改革では、トップダウンとボトムアップのバランスが重要だと思われます。 Heehoo_kun マジレスするとSAPというかERPは給料の高い人の生産性を上げるもので、給料の安い人の使い勝手とか優先度低いし、末端にたくさんのデータの入力を要求するから。別になんの矛盾もない。 >Duetousandyou: 「SAPは何故使いにくいのに、世界中で愛されているのか」
というシステム本を一冊出せるんじゃねぇかこれ
Heehoo_kun 末端のお気持ちなんかに配慮するよりマスターに合わせて大量にデータ入力させればシームレスに分析や加工ができるじゃろ。それを使って分析や意思決定できるだろ?いちいち分散したデータベースを統合してたら意思決定に時間がかかるだろ。使いにくい()とかその人の立ち位置の問題だって。 Heehoo_kun これは同様の問題はsalesforceでも起きて、あのツールはKPIをガチガチに固めてタスク管理したらそれなりに成果に結びつくわけです、それこそ中学受験で難関校を受験する子どものお母さんみたいにね。しかしながら成績悪いやつほどツールに文句を言って挙句に嘘のデータを入れたりする。とても寓話的で面白いと思います。 Heehoo_kun 欧米企業のガバナンスの根本の思想は植民地の統治のようなものだと思います。これは経営管理全般に言えることなんだけども。 並の能力の人間たちを使っていかにシステマチックに管理して一定の品質の仕事をやらせる、異なる文化や考えの国を統一した基準で評価して課題の発見と改善を行う。そういう視点を持てればSAPやSFDCは良いツールなのが理解できると思いますね。
Heehoo_kun 他にも重要な視点としてはコントロールで要は仕組みで不正ができない、標準的なERPが提供するプロセスに一定の信用があるという点ですね。 聞いたことがない日本のローカル会計システムで動くプロセスなんか信用できんじゃろ。ひたすら稟議と紙とハンコで煩わしいしな。SAPが入っていたら監査なんかもSAPが出力した書類を監査法人に送ったらほとんどおしまいですので。ジュニアスタッフが一生懸命プログラムの処理が正しいことを人力でチェックするという滑稽なことになる。
1.ホワイトカラーの生産性を上げたいから
2.標準化されたプロセスで業務を進めたいから
3.不正をやりにくいという一定のプロセスの品質が担保されておりBIG4をはじめ馴染みがあるから
他にもあるかもですがいずれにせよ作業者視点での使いにくい云々はそれほど重要ではないですね