フロー/ストックは誤った二分法
チャットがIRCだった時代のイメージ
各自が自分の手元でログを保存するプログラムを動かさない限り、チャットのログは保存されなかった
そんな時代は過去の話だ
チャットサービスであるSlackは、チャット機能を無償提供する
無料版では過去ログが1万件しか見えない
全部見たければ課金してね、というビジネスモデル
つまり「チャットログのストックへのアクセス権」で課金するモデルだ
今の時代、ほとんどのサービスが以下の機能を持つ
情報をストックする
ストックした情報に対するパーマリンクを提供して、後から言及できるようにする
ストックした情報に対する検索機能を提供する
逆も言える
こういう機能を持つサービスが多い:
自分の書いたものに対して他人が反応することができる
他人の反応が通知される
遅いものもあるが、徐々にリアルタイムに近づいている
「リアルタイムコミュニケーションのツール」としての特徴を帯びてくる
多くのサービスがフロー/ストックの両方の特徴を兼ね備える時代に「フロー/ストック」という二分法に意味はあるのか?→ハイブリッド化 加えて「フロー/ストック」という言葉をどういう意味で使っているかが人によって異なる問題もある: 不明瞭な二分法 この文章は「情報が流れさるのがフロー、情報が蓄積されるのがストック」と考えて書いた
そして「今時情報が蓄積されるサービスがほとんどだろ」と思った